朔間兄弟の姉は吸血姫２【あんさんぶるスターズ】 (ページ18)

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夜ページ18

「ハァッハァッ…！」

凛月「…まだ、やるの？」

「っ！？うわ…！？！！りっちゃん、まだ残ってたの？」

凛月「それはこっちのセリフなんだけど…今日は兄者が帰る日だから学院に残ろうと思って。…ここ、ピアノあるから弾きにきたらAがいたから」

「あー…ごめんね。やめようか」

凛月「良いよ。…でも、休憩したら？」

へにゃっ「…うん、そうする」

「……怖いの」

凛月「…怖い？」

「…夢みてた世界なのよ。『SS』は。そこで、失敗しちゃうのが、怖い。血が欠乏して、体力が尽きて、幻滅されちゃうのが怖い」

凛月「……A…」

「りっちゃんの言う通り、私たちは【夜】だよ。…ここには、私たちしかいない。みんなは、夜を生きることなんてできない」

だから、私たちは【孤独】なんだ

「おかしいよね。みんなみたいに練習してるつもりでも、昼だと思うように体が動かないんだもん」

…私は私が嫌いだ

みんなに迷惑をかけてしまう自分が嫌い

「…だから、練習、しない…と…」スゥッ

凛月「…ねちゃった…？……大丈夫だよ、A。俺は…俺だけは、見捨てないから」

章臣「…おや？明かりが……また、凛月くんでしょうか？…！…疲れていたようですね。そっとしておきましょうか」

スースーッ

夜に、一人は怖いから