私の隣の男子は狼男子。

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千絋side

(よし、こんなもんか)

土曜日の夜、テスト勉強が一段落した。


(あー眠みぃ…そろそろ寝よっかな…)

時計を見ると、午後11時。

(そういえばAのやつ、
今日が本番だって言ってたな)

LINEを交換したから連絡してみようかと思ったが、
(いや、あいつソロあるって言ってたよな、
今連絡すると邪魔か？聞いたとしても落ち込んで
いたらどうしよう…)

さんざん考えた結果、

千絋コンクールおつかれ、結果どうだった?

と、LINEを入れてみた。

(落ち込んでいても、なんか出来ることあったら
力になりてぇな…)

ピコン♪

(あ、返信きたか？)

Aありがとう!練習に付き合ってくれたからおかげでソロ成功したよ!

成功したと聞いてほっとした。

(別に俺はただ聞いてだけだっつーのw)

A金賞だったけどあと一歩で上位大会にいけませんでした…

続けてLINEが来た。

千絋あー残念だったね…でもベスト尽くせたんでしょ?頑張ったじゃん

Aありがとう、あの時頑張れって言ってくれて

千絋言ったけ?そんなことw

A言ったよーww

本当は怖い家庭の医学覚えていたけど少し恥ずかしいから、知らないふりをした。



(俺、こんなにもAのことが…)



心がモヤモヤして眠れなくなってしまった。

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