私の方がモテるけど【青葉城西】

30 会議 ページ35

今回、会話文ばっかです！

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国見side




及｢さて、それでは………………
第819回、青葉城西高校男子バレー部、
愛しの佳奈子について語ろう会を開催します！｣


｢｢イェ〜イ!!｣｣


俺たち青城メンバー(萌絵以外)は、
青城の男子部屋に集まっていた。


急遽この会議が開かれた理由は、
みんなが知っている通り、夕飯のときの
萌絵の発言について話し合うためだ。


ちなみに、819回っていうのは流石にウソだけど、
たぶん19回くらいは本当にやってると思う。


『ひとつ聞きたいんだけど、これ、
私を呼ぶ必要あったの……………？
ていうか逆に、私がここにいてもいいわけ？』


心底不思議そうに、じっと俺たちを
見つめる佳奈子先輩。可愛い。


｢かわいい……………じゃなくて、
いてもらわないと困るんですよ｣


矢｢そうですよ！だって、佳奈子先輩が
いないと気分上がらないじゃないすか！｣


及｢そうそう！それに、これからのこととか、
佳奈子ちゃんとも相談したいしね｣


『そう…………』


佳奈子先輩は若干呆れてるみたいだけど、
そんなことはお構い無しに会議が始まる。


及｢まず！佳奈子ちゃんが萌絵ちゃんに
嫌われてる理由を挙げていこう！はいっ、
トップバッターは金田一！｣


金｢えっ、お、俺ですか？
えっと、そうっすね……………。
完璧すぎるところ、とか……………？｣


及｢ダメダメ！もっと細かく、どんな風に
完璧なのかも言わなきゃ！｣


金｢は、はぁ……………｣


及｢次！国見ちゃん！｣


｢はい｣


普段なら面倒臭いって逃げるところだけど、
佳奈子先輩のこととなれば、そんなことは
言っていられない。


｢まあ、これは仕方ないことなんですけど、
佳奈子先輩が超ウルトラミラクル美人だから
じゃないですかね｣


一同｢｢確かに！｣｣


及｢さっすが国見ちゃん！いいこと言うね〜！
じゃあ次、矢巾！｣


矢｢やっぱり、先輩ってタラシなのに
女子にも男子にも好かれてるから、
妬んでるんじゃないすか？｣


一同｢｢ああ〜！｣｣


及｢うんうん、萌絵ちゃんって絶対、
男子からはモテるけど女子には
嫌われるタイプだもんね〜！｣




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