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31 消灯時間 ページ36

金田一side




あの後、結局いつもみたいに佳奈子先輩について
議論するだけの会になり、今は、白熱しすぎて
手もつけられない状態だ。


及「マッキーってば、ぜんっぜん分かってない!
佳奈子ちゃんのパンツは、ぜ〜ったい黒!」


花「及川、お前こそ全く分かってない!
佳奈子の下着は白に決まってるだろ!」


『いや、どっちも違うしww』


及・花「「な、なんだと……………?!」」


…………と、まあ、こんな感じだ。


(もう消灯時間は過ぎてるし、もう
寝た方がいいと思うんだけど……………)


「あの皆さん、そろそろ_______」


そろそろ寝ませんか、と言おうとした、
そのとき_________


カツン、カツン、カツン………


「「……………!」」


見回りの先生のものと思われる足音が、
こっちに向かって来た。


岩「ボサっとすんな!早く隠れろ!」コソッ


岩泉さんの声でハッと我に返り、
みんなそれぞれ自分の布団に潜り込む。


俺も、出入口から一番離れた自分の布団に
一人で隠れた…………….はずだった。


『勇太郎、私も入れて!』コソッ


「えっ、佳奈子先輩…………?!」


『しっ!静かに』


そう言って、1人しか布団に入っていないように
見せるためか、ぎゅうぅ、と抱きしめてくる
佳奈子先輩。


(うわぁぁあ!佳奈子先輩、
いろいろ当たってるんですってば……………!)


そんな思いが先輩に届くはずもなく、
俺の心音はどんどんスピードを上げていく。


カツン、カツン、カツン………ガラッ!


先生「お前ら、早く寝ろ!
…………って、もう寝てたか」


「「……………」」


パチンッ


電気が消される音がして、足音も遠ざかっていく。


ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ…………


辺りが静かになると、途端に自分の
鼓動が大きく聞こえて、さらに顔が熱くなる。


「あ、あのっ、佳奈子先輩っ……………!」コソッ


『クスクスッ…………』


「まさか先輩、ワザと……………!」


離れようとすればするほど、
脚や腕を絡めてくる先輩。


「せ、先輩……………!これ以上
くっつかれたら、俺っ…………!」




バッサアァ!!




金・貴『「へっ……………?」』


国「及川さ〜ん、金田一がまた抜け駆けしてま〜す」


「え?ちがっ!断じて抜け駆けなんて……………!」


……という俺の主張が聞き入れられるはずもなく、
その後、俺はみっちり及川さんに説教され、
佳奈子先輩はその間、ずっと爆笑していた。

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S.O(プロフ) - 僕の名前はノートです@みゅーじさんさん» ありがとうございます〜!励みになります! (2018年12月21日 7時) (レス) id: 8a35597961 (このIDを非表示/違反報告)
僕の名前はノートです@みゅーじさん(プロフ) - 神ってますね!更新頑張ってください! (2018年12月21日 7時) (レス) id: cc36bc3fd9 (このIDを非表示/違反報告)
S.O(プロフ) - 綾波美舞さん» そんな神だなんて!恐縮です〜!ありがとうございます!! (2018年12月14日 22時) (レス) id: 8a35597961 (このIDを非表示/違反報告)
綾波美舞(プロフ) - この作品神ですね!お気に入り登録させていただきます! (2018年12月14日 21時) (レス) id: ebfeae08b9 (このIDを非表示/違反報告)
S.O(プロフ) - おもろすぎさん» なんだか照れちゃいますね!ありがとうございます、嬉しいです! (2018年12月10日 9時) (レス) id: 8a35597961 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:S.O | 作成日時:2018年8月16日 23時

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