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「いやぁ、終わった終わった。疲れたねー。」


その言葉とは反対にカラカラ笑うAを駆け付けたミモザとクラウスは苦笑いを浮かべた。一人涼しい顔をしながらも内心でAのヤバさ加減に驚いてるのはユノだ。


「子供も無事、ばっちゃんも無事。おっけーおっけー。」


アスタとテレジアの傷の具合を知らん訳でもないAは依然愉快げに笑う。確かに命は取り留めたが無事と言っていいのかは怪しい。そんなミモザの言葉をAはキッパリ切り捨てた。


「全員五体満足で生きてるんだ。オールオッケーだよ。どんなに怪我を負っても後遺症が残っても、手足がもげようとも、命があれば何でもいい。」


あの後、アスタの(アンチ)魔法によりリヒトにかけられた魔法が解けたとか何とかで三魔眼(サードアイ)が慌てて封印してその場を去った事により戦いは終わった。その場で倒れたアスタを本部まで運んでミモザに回復魔法をかけてもらってる最中である。

いつになく真剣味を帯びたAの言葉に金色の三人は口を噤んだ。クラウスは三年前の出来事を何となくだが知っている。その悲劇を味わったAだからこそ、彼女の言葉には魂が籠って血が通うのだ。Aの言う事が全てではないし正解ではないのだけれど、クラウスはAの言葉こそが正解なのではないかと度々思うのだ。


「Aさん?どこに行くんですか?」
「アジトに帰るよ。流石に疲れた。寝たいしお腹空いた。」


素晴らしいくらいに素直な理由にクラウスはやっぱり巫山戯た奴だとも思った。ミモザの苦笑いを受けて部屋の扉を閉める。しばらく歩いたところでユリウスとすれ違った。


「ご苦労だったね、Aくん。アスタ君はどうだい?」
「まだ起きてないけど、もうすぐ目覚めるんじゃない?」


「アスタに用事?」と尋ねればユリウスは「それもあるけどAくんに、」と返した。ふむ、寝るのも空腹を満たすのもまだ先になりそうだ。


「君の仲間の体を売った奴の情報が分かりそうなんだ。アスタ君の剣を使えばね。君が良いなら着いてくるかい?」
「……うん、行く。」

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マリイ - はなぼーさん» ありがとうございますユウカ様の小説一つも無くてレオポルド、アスタ、ラック、マグナ (ライア)好きだけど1番はユウカ様 FTとブラクロの中で (2022年8月4日 14時) (レス) @page47 id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
はなぼー(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!作品一つ作るのは難しそうなので、ユウカとのお話をどこかで挟もうと思います! (2022年8月1日 21時) (レス) id: 603a42e081 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月29日 20時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
はなぼー(プロフ) - ミトさん» コメントありがとうございます!長らく更新出来ていませんでしたが、ちまちまと再開致します! (2022年7月11日 11時) (レス) id: 603a42e081 (このIDを非表示/違反報告)
ミト - ブラクロに再熱して夢小説探してたら面白いの見つけた…続きを楽しみにしてます! (2022年6月11日 1時) (レス) @page39 id: 54bc55279d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はなぼー | 作成日時:2022年3月3日 18時

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