人生万事塞翁が虎 ページ3
一番目視点
テーブルに並んだ太宰さんと国木田さん
その前でお茶漬けにがっつく俺
"食べる"という行為が初めてだったが
こいつの記憶の中に"お茶漬け"
というものが浮かんだから
注文?してみると
めっちゃ美味しいのなんのって!
それで、二人は武装探偵社の依頼で
【人喰い虎】を探しているらしい
なんでも、社員の殆どが【異能力】というモノを持ち、
軍や警察に頼れない危険な厄介事を引き受ける組織らしい(こいつの記憶では)
太宰さんと国木田さんはそこの社員らしいが、
途中、太宰さんが首○り健康法だとか言って
国木田さんに進めて
嘘だと知った国木田さんに
首を絞められるという茶番があったが(本当にこの人達が武装探偵社?)
というかさっきから体が強張ってる
記憶に虎が現れガタンと椅子から落ち
尻餅をついた俺
態とじゃない。体が勝手に動いたんだ
一「ぼ、僕はこ、これで失礼します!」
このまま逃げようかと思ったんだが
国木田さんに投げ技を決められピンチ
こいつの記憶を辿って言う
虎に孤児院を荒らされたこと
何度も虎が現れたこと
言っていて気づいたが
どれもこいつの目の前に現れている
そんなに虎は知能ないと思うんだがな
まあ、結局"餌"として虎を捕まえることになった
俺と太宰さんで
今は倉庫にいる
国木田さんは社に戻っている
一「……」
太「大丈夫だよ。虎が来ても私の敵じゃない」
いいなぁ…
一「…いいですね、自信のある人は。僕なんか孤児院でも駄目なやつって言われて……いっそ野垂れ死んだほうが……それに"生き方なんて知らない"」ボソ
生きた時間が短すぎて分からない
死んだら"あいつら"に会えんのかな?
太「…!!…」
太「そろそろだね」
ガタッ
一「今、物音が!」
太「虎はあんなとこから来ない」
一「何故分かるんです?」
太「大昔じゃ無いんだ。普通はどこかの院に大勢を移動させるべきだ。」
太宰さんが説明しているのにも関わらず
何故か体が勝手に月を見上げる
だんだん意識が薄れていった
太宰視点
出会った時から疑問に思っていた
まるで空腹を知らないような感じがした
それに"食べる"という行為を知らないみたいにぎこちない動き
加えてさっき聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声で
"生き方なんて知らない"
そう言った彼の目が一瞬赤くなった
君は何に怯えてるんだい?
君は何を視ている?
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愛河哀華 - めっっっっっちゃくちゃ面白いです!きっと、作者様の才能ですね、こんな素敵な作品がかけるなんて…。両方好きなのでマジで嬉しすぎです。 (10月13日 19時) (レス) @page18 id: 32c6fabc5c (このIDを非表示/違反報告)
カロン - めっっっっっっっちゃ面白いです!!また、この物語ができるのを楽しみに待ってます!! (2022年2月7日 20時) (レス) @page18 id: d1a642d90d (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ - めっちゃ面白かったです、、、!更新待ってます (2020年9月22日 12時) (レス) id: 51d8bbe764 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - えーと簡単に言えば、人気になって欲しいなということです。 (2019年2月4日 17時) (レス) id: a438465b02 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - このゲームを知らない方にも知ってもらい、色んな方に知ってもらいたいですね。 (2019年2月4日 17時) (レス) id: a438465b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジョーカー | 作成日時:2019年1月21日 18時