Fairies ４

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《理香子》









ものすごくベタに 縛られてる Aちゃん 。






理｢ その紐 、外して ｣



｢ 外すわけないでしょ ｣






面接試験の時とは 全く違う 態度 。







衣装の上に 羽織っている パーカーから スマホを 取り出す 。





すぐさま カメラを 起動して 、


ｶｼｬｯ




｢ な 、何してんのよっ ｣





理｢ これ … ばら撒きますよ ｣







その言葉で 見る見るうちに 青ざめていく顔 。



そして 、舌打ちをしながらも 紐をほどく 。





… と 、





すぐさま逃げようとする あの子 。




まあ 、無理なんだけどね 。

止めることなく 、Aちゃんに 駆け寄る 。





理｢ Aちゃんっ 、大丈夫 ？ ｣



なわけ ないよね …



貴｢ 理香子ちゃ … っ 、ふぇっ ｣



安心したのか 、私の顔をみるなり

涙を ポロポロと流す 。



顔をよく見ると 、赤くなってる 。

殴られたんだ …



頬に 手を 当てる 。


理｢ 痛かったよね …


すぐに 、助けてあげられなくて ごめんね … ｣




ｷﾞｭｯ



返事をもらうかわりに 抱きしめられた 。








｢ えっ 、そんな … っ ｣




すると 入口から 聞こえた 声 。





空｢ もう 、逃げられないよ 。｣

真｢ うちのメンバー傷つけて

ただで すむと 思わないでね ｣




そう 、助けに入る前に メンバーを 呼んでおいたの 。





残念ながら 、逃げられないの 。


大切なメンバー傷つけたから 、当たり前だけどね 。

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