White salt boy 2

After story ページ19

reo side



玲於「ふぅ」


「...ふふっ、緊張してるの？笑」


玲於「してるに決まってんじゃん。」


「私はしてない笑」


玲於「なんでだよ笑」



やっと掴めた幸せ。


Aの手を手放すことのないようしっかりと握った。



「玲於、痛い笑」


玲於「うそ、ごめん。」


どうやら強く握りすぎたらしい。



少し力を弱めてから、2人で社長室に入った。



玲於・A「「失礼します。」」


森「どうぞ」



やべえ...緊張する。



森「ははっ、おめでとう笑」


玲於・A「「へ？！」」


森「マネージャーから聞いたよ。お似合いだね。」


玲於「えっ...じゃあ」


森「君達で決めた事に俺は口出ししない。


ただし、芸能人としての自覚は忘れないこと。



...お幸せにね。」



森さんからの温かい言葉とムチのある言葉、そのどちらも俺らにとっては嬉しかった。



玲於「はい...ありがとうございます。」


「ありがとうございます...」


2人でお辞儀をして、部屋を出た。



玲於「良かった...」


「マネージャーさんのおかげでもあるね笑」


玲於「感謝...だな。」



エレベーターに乗り込んでGENEの楽屋へと向かう。


俺らが付き合ったことはまだ隼しか知らない。



玲於「ほら、行くぞ。」


「うん。」



_____ガチャ



...真っ暗。あれ。



GENE「(せーのっ)おめでとー！！！！！」



_____パーン！パチっ



部屋の明かりが点いて、クラッカーが鳴らされた。



玲於「え？」


隼「玲於ごめーん！言っちゃった！！」


亜嵐「おめでとう！」


メンディー「おメンディー！」


裕太「おめでとう！マイロとアルビーもお祝いせなあかんな。」


裕太くん...笑笑


龍友「マッソウ！！！！！おめでとう！」


涼太「ははっ、おめでとう笑」


隼「おめでとー！小森ワップで写真撮るぞー！」


GENE「......」


隼「え、無視...」


亜嵐「普通に写真撮ろう。笑
隼、シャッター押して！」


隼「俺の扱い...」


「ふふっ、大丈夫だよ。隼も写ろうね？笑」


隼「A好きー！大好きー！愛してるー！」


玲於「...やっぱお前シャッター係な」


隼「え、ひどい...」



マネ「ほらほら、撮るよ！はい、チーズ」


_____パシャ




玲於「...A」


「なに？」


玲於「愛してる。」


「ふふっ、私も愛してる。」




“ 好き ” とか “ 大好き ” の言葉じゃダメなんだ。



“ 愛してる ”



これからもずっとずっと。

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