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reo side
______事務所
ツアーも終盤に差し掛かってきた頃。
皆個人での仕事が増えて、リハやライブ以外で全員が揃う時間が少なくなっていた。
だから、Aへのいじめは主に無視、軽い嫌がらせ程度に収まっている。メンバーが彼女に手を上げるようなことはなくなった。
玲於「♪♪」
ふと通りがかったダンススタジオから俺の好きな音楽が聴こえてきて、ガラス越しに中を覗いてみた。
玲於「っ...!!!!」
そこにいたのは、Aだった。
24kのジャージをラフに着こなして、
女性らしい振りでやわらかに踊っていた。
玲於「はっ...!」
俺はAのダンスにしばらく見惚れていたらしい。
踊り終わった彼女がこちらに気付いた。
俺は居てもたってもいられなくなって中に入った。
「......」
無言のA。踊り終わったばかりで少し息が切れていて色っぽい。
玲於「...//
ダンス、良かったよ。」
やべぇ、俺今絶対顔赤い。
A「本当?笑 嬉しい、ありがとう。」
久しぶりにAと面と向かって話せた気がする。
フラッ
ドサッ
玲於「ちょ、!A!!!!!」
Aが倒れて俺が上から彼女を支える形になる。
「れお...」
玲於「...///」
「ごめん、貧血だから、気にしないで笑笑」
玲於「何だよ。また水分摂ってなかったのかよ笑」
「うん笑笑」
そう言って彼女は可愛らしく笑う。
アイドルヲタクがAを応援する気持ち、分かったかも。笑
玲於「、、ほら、手貸せよ。」
照れるからAの顔を見ずに手だけ差し伸べた。
「ん、ありがと。」
玲於「...じゃ。」
俺はさっき買ったばかりのスポーツドリンクを彼女に押し付けて、スタジオを出た。
もちろん、Aが好きなあれ。
玲於「っはぁ〜〜.../////」
スタジオを出て、さっきの事を思い出すともう無理。
玲於「さっさと帰ろ。」
俺は事務所を出た。
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non(プロフ) - KatayoseRiseさん» これからも楽しみにしていて下さい^^ (2018年2月12日 13時) (レス) id: 95f9eb8caa (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - chocoarisa606さん» ありがとうございます!頑張らせていただきます^^ (2018年2月12日 13時) (レス) id: 95f9eb8caa (このIDを非表示/違反報告)
KatayoseRise(プロフ) - リッキー出てきて嬉しいです!! (2018年2月12日 1時) (レス) id: 151cd28ba4 (このIDを非表示/違反報告)
chocoarisa606(プロフ) - 投稿ずっと楽しみにしてます!評価送りました!もちろん星10個です!更新まってます! (2018年2月3日 21時) (レス) id: 36d5e1538e (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - (名前)まなみさん» まなみさんこんばんは!コメントありがとうございます。これからも満足していただけるよう精一杯頑張らせていただきます! (2018年1月28日 18時) (レス) id: 95f9eb8caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:non | 作成日時:2018年1月22日 19時