お話会に行ったら恋されたvol.3【桃】

97話★ ページ5

Aside


父｢昔、Aと美沙翔くんは仲のいい幼なじみだったんだ｣


え…


｢だけど、Aが2歳、美沙翔くんが12歳の頃交通事故で一命は取り留めたものの記憶を失くしてしまったんだ｣


父｢目が覚めて入院している間2人は事故前より仲良くはなかったけど仲良く話したり遊んだりしてた。

退院後、お母さんの仕事場が少し遠くなっちゃうからってここに引っ越したんだ。

だから退院後からは会うことはなかった。｣


『そうだったんだ…』


初めて知った…


『さとみくんは知ってたの…？』


さ｢前に電話で2歳の頃のこと覚えてる？って聞いたことあるだろ？

その日のお昼にAの家でAのお母さんが話してくれた。
幼なじみだったこと事故で記憶を失くしたことは｣


いつの間に…


さ｢俺は退院後はAのこと覚えてたけど高校に入るときには覚えてなくて…でも、Aの笑顔は覚えてた。お話会でAに会うまでずっと探してた。

多分事故前からずっとAのこと好きだったんだと思う。｣


『さとみくん…』



父｢…ねぇ、Aたち…やっぱり付き合ってるよね！？｣


え？


『そうだよ？

めっちゃ雰囲気ぶち壊すね？』


父｢それはごめん…

最初は認めたくなかったけど…美沙翔くんなら任せれる…

よかろう！交際を認めよう！なんなら結婚も認めよう！｣


え？


さ｢ありがとうございます！

ですが、結婚は僕は今すぐにでもしたいですけどAも大学に入学したばかりの大学生なので…

またプロポーズした時に挨拶させてください｣



え？…え！？


父｢そうか！待っておるぞ！｣


さ｢はい！｣


『ちょちょちょ！おいてかないで！？』


さ｢‪ごめん‪w‪w‪w

プロポーズはAが大学卒業してからね？‪｣


『！？はい…//』


なんか、結婚の約束しちゃいました…

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