ロック×１ ページ2
☆★☆★☆★
大神晃牙side
晃牙「っはぁ、はぁ……」
俺様らしくない…息を切らすまで必死に走ったのはいつぶりだ…
っつうかなんなんだよ彼奴！！確か…転校生だよな？
真緒「ちぃ〜っす…なんか大変そうだな？」
晃牙「はぁ…デコ助か。すまん、生徒会貸してくれ…」
真緒「おお、またあの子か…一途って感じで良い子じゃねぇか。何が駄目なんだよ」
デコ助は困りながら笑い、首を傾げた。
またあの子。そう、また。デコ助も生徒会長になったばかりなのに
こんな面倒ごとに付き合わされて大変だよなぁ…
晃牙「駄目っつーか、むず痒いっつーか、んー…怖い」
真緒「怖い？？？」
なんだデコ助、まるで晃牙が怖いなんて言葉言うのか？？？
みたいなことを言いたげな顔だな？
晃牙「いやだって、フツーに怖いだろ…大神先輩〜！！！って叫びながら追いかけてくんだぞ」
真緒「おまけに足も速いもんな」
晃牙「…ということで入れろ、今すぐに。彼奴の匂いがする。入れろ」
本当に匂いがするのだ。
何故知っているかというと
前ハンカチを落とした時、丁寧に彼奴が拾って洗ってくれたからな。
…まぁまぁ良い匂いだったけど
ってそんなことどうでもいいんだよ
晃牙「生徒会室借りるぞ！」
そして急いで生徒会室の扉を閉めた
A『大神先輩ぃぃいい！ああっ！生徒会に入っちゃった！？』
真緒「お前なぁ、晃牙が怖がってんだろ…もうちょっと控えたほうが良いんじゃねぇの」
A『はぁあ！？前髪デコピンヤロー！何大神先輩を呼び捨てで呼んでんだ！羨まs…じゃなくて！！』
真緒「…胃痛を察知」
外の会話が聞こえてくる。恐怖。
…何故か、懐かしい感じがするのは、気のせいであってほしい
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