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「えっと……それで…」
若林は俺の複雑な気持ちには当然気づかず、話を続ける。
「そのとき、大野さんを面接したのが松本さんだって、聞いて…」
「昔いた会社ですごくお世話になっていた方だったので、また会えてすごく嬉しかったんです。」
「だから、なんて言うか……お礼を言いたくて」
若林は、そう言ってゆっくり微笑んだ。
俺に向けられた彼女の笑顔を見たのは、これが初めてだった。
「……べつに採用したのは俺じゃねぇよ。そのためにわざわざ走ってきたのか？」
アラサー男の胸が情けなくドキドキと音を立てる。
悟られるな、悟られるな。
「大野さんも、『むしろ俺がオファーしてくる会社を選んでただけだから』って言ってましたけど…」
「でも、やっぱりなんだか嬉しくて。」
「私の面接してくださったのも、松本さんでしたから。」
そう言ってはにかむ。
…こいつはこんな風に笑うのか。
ふわっと微笑む若林は綺麗で、抱きしめたくなる衝動に駆られて。
「……懐かしいな」
それを打ち消すために探した言葉はなんだか情けなかった。
だけど、若林はまた笑って、
「そうですね。……いつもありがとうございます。」
そう言って、今度は照れ臭そうにうつむいた。
その表情は、俺を陥落させるのには十分すぎて。
こいつの前では俺はいつもの俺じゃなくなるし、
ライバルは大勢いるみたいだし、
俺には不利な勝負だともわかってるけど…
……やってやろーじゃん。
この子、絶対俺だけのもんにしてやる。
俺の中のこいつに対する何かが、
大きく変わったのが分かった。
【4幕 不器用 終】
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嵐佳(プロフ) - さゆさん» とってもわかります！！続編では早速ふにゃふにゃ笑顔が炸裂してるので、是非ご覧ください(●´艸`)これからもよろしくお願いします(*^^*) (2015年10月6日 11時) (
レス) id: e5bd5a0a66 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - 私はやっぱり、智クンのふにゃってした笑顔がたまらなく好き(≧∇≦) でもみんなかっこいいけど( ´艸｀)この先のお話、楽しみにしてます！ (2015年10月6日 7時) (レス) id: 14b76e209b (このIDを非表示/違反報告)
嵐佳(プロフ) - chima183104さん» お待たせしました〜っ！コメントありがとうございます！とても迷ったのですが、相葉さんと同じく、秒殺にしました（笑）恐れ多いなんて…！そんなことを言ってくださるchimaさんが女神様にしか見えません！！！（笑） (2015年9月28日 15時) (レス) id: e5bd5a0a66 (このIDを非表示/違反報告)
chima183104(プロフ) - 待ってたよ〜（≧∇≦）帝王をも秒殺させる主人公ちゃん。恐れ多くて、自分の名前使えないよ〜笑さてさて、展開めっちゃ、楽しみ！！ (2015年9月28日 14時) (レス) id: bad3718e79 (このIDを非表示/違反報告)
嵐佳(プロフ) - かおるんさん» コメントありがとうございます〜〜♪キャーーー！！それがまさに書きたかった松潤です！！伝わって嬉しいです（；＿；）翔さんバージョンもどうぞお楽しみに(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2015年8月1日 13時) (レス) id: e5bd5a0a66 (このIDを非表示/違反報告)
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