41話 ページ44
ローズハートが席に戻った後リーチにしつこく絡まれてしまったが
担任となる教師が教室に入ってきてくれたおかげで難を逃れた。
2年生からはまた新しい授業が始まるということもありここ2日の授業は全てオリエンテーションらしい。
だいぶ退屈だ。
途中寝かけたりこっそりとスマホをいじったりしていたがなんとか昼を迎えた。
少しすると別のクラスになったラムアがライサと共にE組までやってきた。
ラム｢Aーｯ！今日はお昼行けそう？｣
｢あ〜…すまん、今日は、｣
ライ｢そうですか…仕方ありません、また明日お誘いします｣
｢ごめんな、｣
ラム｢んーん、いーの！大丈夫だから！明日こそ食べるからな！じゃーな！！｣
そういってラムア達は教室を出ていった。
ジェ｢相変わらず素っ気ない人ですねぇ…お昼くらいご一緒したらいいの…ﾊｯ、もしかして僕と食べてくれるからお断りしたのですか！？｣
｢違うな。ちょ、いや、そんなにキラキラした目を向けられても、｣
ジェ｢悲しいですねぇもう…では、なぜお断りを？｣
｢腹も空いてないし何よりとてつもなく眠たい。食べる気分じゃないんだ｣
そう告げるとリーチは声高々に笑いだした。
｢な、んだよいきなり｣
ジェ｢ｯ…ハァ、すみません…ｯフフ……貴方はやっぱりオクタヴィネルがぴったりだ｣
｢はぁ…？｣
ジェ｢つまり、つまりですよAさん。貴方は自分の得する方を選んだんです。彼らと共に昼食を摂れば眠ることも出来なければ気分でもないのに満腹中枢が刺激されてしまう。ですがこのように断ればどうでしょう？無理に食べることもなければこの時間を眠って過ごすことも出来る。…貴方は損得勘定して彼らを捨てたんです｣
俺の顔を覗き込みながらにこやかに話すリーチ。
｢別にそういう訳では｣
ジェ｢ほう、無意識ですか……フフ、やはり貴方に目を付けて正解でしたね。いつもいつも飽きることが無い。最高です｣ﾆｺ
｢……もう話は済んだか。｣
ジェ｢ええ、充分です。長居させて申し訳ありません。それでは、素敵な昼休みを｣
そう言うとリーチは教室の前にいたフロイドリーチとアーシェングロットと共に大食堂の方へ向かっていった。
(無意識に損得勘定をした……そんな訳、)
俺はモヤモヤとしたまま静かな場所で眠るために中庭へ向かった。
あぁもう、本当に性格の悪い奴だ。
やっぱりリーチには近付きたくないな
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おはぎとだんご(プロフ) - 面白かったです。移行楽しみにしてます (2021年8月13日 14時) (
レス) id: 1cc5216453 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - 現在はこちらの新しいアカウントで作品を続ける準備をしております。タイトルは変わらないと思いますのでお話をある程度書きましたらまたこちらでお知らせいたします。作品ページにあります他の作品につきましても原作改めて作成中でございますのでお待ちください (2021年6月7日 4時) (レス) id: 30e34f0135 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - こんにちは、、、お久しぶりでございます鴇です、、長らく更新停止してしまい申し訳ありません。実は機種変をしたのですがパスワードやら何やらを忘れるという大失態を犯しました、、 (2021年6月7日 4時) (レス) id: 30e34f0135 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - ふまさん» そうです、！続編へ移行するにあたり、最後のタイトルをいつも通りにするか悩んだのですが夢主くんの無意識に抱えている苦悩を表したいと思い、文字化けさせてあの文に致しました。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 1794e5cce6 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - カクテルさん» お返事遅くなってしまってすみません、楽しみにしてて下さりありがとうございます、！後日、続編に移行致しますのでそちらも引き続き読んでいただけると幸いです。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 1794e5cce6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鴇 | 作成日時：2021年2月6日 20時
