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30話 ページ32

どうやらクルーウェル先生は俺が店でアルコールを摂っていた事に気付いていたらしい。


「…あの、怒らないんですね、飲んでること」


クル「何故だ?」


「俺は未成年じゃないですか、なんというか、…普通なら怒るものでしょう、」


クル「そうだな…普通なら怒る、…怒っているところではあるが…俺はあの店のオーナーに全面的に信用を置いている。お前が潰れてどうにもならなくなる程飲ませるような人じゃないのはわかっている。」


「確かに…それはそうですが…」


クル「学校でストレスが溜まるようなことも多いだろ?それにお前は職業柄絶対飲まないというのも難しいんだろう。学園長はあの店で働くことを許容している。俺も異論はないし我々教師陣はお前が働いているのを応援しているつもりだ。」



「…はい、」


クル「それにあそこで働くことを許しているのはお前がしっかりしているからというのもある。お前だからこそ、だ。関わった期間はまだ1年程だが、お前が我々が怒るような失態は一切起こさないことを知っている。分かるか?」



「それはつまり……俺も信用してもらっている、ってことですか、?」


クル「GoodBoy!そういうことだ。お前が買われたのはその歌声だ。あの店でのびのびと歌ってくれているのなら我々に文句は何一つないし何かを制限するつもりも無いさ。」



「……ありがとうございます、」




俺は自分で思っていたよりも学園側に信用されていたらしい。


それは嬉しいことだ。


クル「店の都合と学園の行事が重なった時は好きな方を選ぶといい。何、止めはしないさ。全力でサポートするつもりだ」


「…なんでただの生徒にそこまで、」


クル「そうだな……お前はなにか周りと違うものを感じたからだろうか。」


「そう…ですか」


クル「さて、もうこんな時間だ。お前もアルコールが回って立っているのも辛いだろう、部屋まで送る」


「すみません、何からなにま…で…ちょ、っと、先生なにして」



お礼を告げようとすると視界が大きく動いた。


足が浮く感覚。


膝裏にはなにかに支えてもらっている感触がある。


横にはクルーウェル先生の顔。



………俺は、クルーウェル先生に、姫抱きをされている…?



クル「お前…随分と軽いな。ちゃんと食べているのか?」


「いえあんまり…じゃなくて、なんで姫抱きしてるんです、こんなの誰かに見られたらッ」


クル「見られたら?」


「…ッ……恥ずかしいじゃないですか…」



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おはぎとだんご(プロフ) - 面白かったです。移行楽しみにしてます (2021年8月13日 14時) (レス) id: 1cc5216453 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 現在はこちらの新しいアカウントで作品を続ける準備をしております。タイトルは変わらないと思いますのでお話をある程度書きましたらまたこちらでお知らせいたします。作品ページにあります他の作品につきましても原作改めて作成中でございますのでお待ちください (2021年6月7日 4時) (レス) id: 30e34f0135 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんにちは、、、お久しぶりでございます鴇です、、長らく更新停止してしまい申し訳ありません。実は機種変をしたのですがパスワードやら何やらを忘れるという大失態を犯しました、、 (2021年6月7日 4時) (レス) id: 30e34f0135 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ふまさん» そうです、!続編へ移行するにあたり、最後のタイトルをいつも通りにするか悩んだのですが夢主くんの無意識に抱えている苦悩を表したいと思い、文字化けさせてあの文に致しました。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 1794e5cce6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カクテルさん» お返事遅くなってしまってすみません、楽しみにしてて下さりありがとうございます、!後日、続編に移行致しますのでそちらも引き続き読んでいただけると幸いです。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 1794e5cce6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年2月6日 20時

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