自分のガチ勢がいるとか【ツイステ】

10話 ページ11

ライ｢……｣


ラムアとは打って変わって物静かに列に入るライサ。


双子でもこんなに違うものなのか。


未だに鼻をすするラムアの肩を抱き慰めている。


……睨まれている気がする


普通に困るな…


思わず視線を逸らしてしまう。




クロ｢フロイド・リーチ｣



ついに主要キャラの寮分けが始まる。





結果は……



リーチはどちらもオクタヴィネル寮。



そしてリーチと親しそうな白髪のイケメンもオクタヴィネル寮。彼はどこか見覚えがある。



簡潔に言おう。最悪だ。



垂れ目のリーチがラムアのように多少の騒ぎを起こしたが寮分けは終了。



ジェ｢…よろしくお願いしますね｣ﾆｺ



…どうやら主要キャラと同じ学年、同じ寮で過ごすことになるらしい。



寮長に続いてオクタヴィネル寮へと向かう。



不思議な鏡を通ると、そこは




｢わ……｣




まるで人魚姫が回遊していそうな美しい海の中だった。




寮長｢さて、まずは…入学おめでとう、という所かな。部屋割りについてはそこのボードに貼ってあるから各々で向かってほしい。｣



部屋割り……どうなんだろう、寮と言うくらいなのだからやはり誰かと同室なのだろうか。



寮長｢そうだ。いいか、この寮は"自己責任"がモットーだ。他寮とかとトラブルを起こしても基本的には自分で解決させること。いいな？それと…オクタヴィネル寮は人魚が多い。まだ歩くことに不慣れな奴も多いだろう。｣



ああ…だから色んな奴が転んだり躓いたりしてたのか……



寮長｢ここに歩行訓練などという授業は無い。困っているなら先輩の俺達や寮の中で歩ける奴、人魚じゃない奴に頼るんだ。これからの事はまた追々知らせる。じゃあ、今日はとりあえず解散。｣



人魚じゃない奴に頼る……



こんな所でもし主要キャラと関わるようなことがあったら困るな。さっさと部屋を確認して行くか。



｢A…………A……あった…ん、｣



これ、もしかして1人部屋か…？



寮長｢あぁそこの、A？だっけか。お前も4人部屋のはずだったんだけどな、お前の同室の奴らがちょっと色々あってお前は1人部屋になったから。｣



｢そうですか……｣



寮長｢お前〜〜もうちょっと喜べよな〜？寮長以外は基本的に数人でひとつの部屋を使うんだからな？1年は4〜6人だし2年でも2人部屋だったりする。お前、そんなところをいきなり1人部屋なんだから。実質俺の部屋より広いんだぞ｣



｢はぁ…｣



興味ねぇよそんなこと……

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