15話 ページ18
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「...気をつけてね？」
母が心配そうに私を見た
「大丈夫だよ、もう私も9歳だから市場なんてひとりで行ける」
と母の前では強がったけど
市場なんて1人で初めて行く
「...あっすみません」
「あ？気をつけろこの餓鬼が」
大人は怖い
私が劣勢の立場だと瞬時に気づいてこの様な横暴な態度を取るんだもの
「あっ あの腕章....」
エルディア人だ 。
穢れた血と言われてる人達
あれがないと外に出れないらしいけど
��あれ��があっても酷い扱いを受けている
見て見ぬふりをしないといけない
私が同じ様に扱われないように
「はやくパン買って家に帰ろう」
エルディア人を横目で見て 先を急いだ
.
「お母さん ただいま」
いつもと変わらない家
いつもと変わらない母
父は知らない 見たことも無い 居るのかすらも
「ちゃんと買えた？マーレ人から酷いことを言われたりしなかったかい？」
母にそう聞かれ 市場のエルディア人を思い出した
「ううん特には」
私はあれが普通だと思って生きていたから
エルディア人はああいう扱いを受けるべきだと
思っていた いや 思わないといけなかった
洗脳だろう
「シチューでいい？」
「うん、お母さんの作るシチュー大好き」
私がマーレ人に何かを言ったところで
こんな餓鬼ひとりじゃ何も始まらない
そんな戯言を考えながら母の隣で晩御飯を手伝う
.ﾄﾝﾄﾝ
「ん？誰かしら」
この時間帯に客人は珍しい もう夜だというのに
不思議と嫌な予感がした 背筋が凍るような
「新聞配達ですー！！！」
「ああ〜そういえば今日の朝新聞なかったんだよ」
母が独り言を言いながらドアを開けた
私は母を止めようとした
だっていつもの新聞配達のおじさんの声じゃなかった
「お母さん！！！！！！！開けちゃだめ！！！！」
.
続く (更新停止中)
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おちゃっぱ(プロフ) - 足立さん» 嬉しいです(><)更新頑張りますね(^^) (2018年8月15日 1時) (
レス) id: fabf771102 (このIDを非表示/違反報告)
足立 - 戦士サイドの作品はあまり見かけないので楽しみです！更新頑張ってください。 (2018年8月13日 22時) (レス) id: 0d3b3e725b (このIDを非表示/違反報告)
おちゃっぱ(プロフ) - シヴィルさん» 初めて書きます（>_<）嬉しいですのろま更新ですが見て頂けたら幸いです(；；) (2018年4月25日 0時) (レス) id: fabf771102 (このIDを非表示/違反報告)
シヴィル(プロフ) - 面白いです！ほんとに初めてですか？すごく面白いのでベテランさんかと思いました！更新ファイトです (2018年4月23日 22時) (レス) id: 731b0052b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おちゃっぱ | 作成日時：2018年1月14日 15時
