幸せ家族計画！【降谷零】Part2

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透「いらっしゃいませ！」



小五郎「…な〜んか、やけに気分がいいんだな。」



透「そんなふうに見えますか？」



小五郎「まぁ…いつもよりかは。」



昨日家族と一緒にいられたからだろう。



正直言えば、仕事をしている時間を全て穂花と子供達に尽くしたいくらいだ。



蘭「何かいいことでもあったんですか？」



たぶん恋愛話を期待しているんだろうけど、そこまでの胸きゅん要素はない。



お互い子供達を優先してしまうから



本当なら穂花と、もっと親密な関係になりたいけど…



透「いいえ、いつも通りの日常を過ごせるだけで幸せですし。」



コナン「ふ〜ん、ほんとに？」



コナンくんはニヤニヤしながら聞いてきた。



透「掘ったって何も出てこないよ。'' 今 '' は。」



コナン「そっか！」



その言葉で意味は通じ、また後で来るといいたげな目で見てきた。



学校が終わった後、案の定コナンくんは俺の元にやってきた。



コナン「蓮くん達といい事あったんでしょ？」



透「相変わらず勘がいいね。」



昨日のことを包み隠さず話した。



コナン「安室さんって、親バカなんだね！全然そんな風に見えないのに。」



透「コナンくんは親じゃないから分からないかもしれないけど、子供が生まれたら親バカになるのが普通なんだよ。」



たとえ普通の小学生より頭がきれ、名探偵と称されていても、親の気持ちというのは知らない。



透「まぁいつか分かるはずさ。」

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