検索窓
今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:331,736 hit

73 ページ26

4人で初めての外食。



いつの日か夢に見ていた光景が、今叶うことができた。



お子様セットを食べている2人を眺める零の目は、とても優しく父親らしかった。



『まさか蓮と煌にお迎えされるなんて、思ってもみなかったなぁ…』



零「そんなことなかなかないぞ。」



蓮「また迎えに行くね!」



『ありがとう。』



改めてこの子達を、産んでよかったと感じられたし、零と再会できたことは、これほど嬉しいことなのかと思った。



煌「あっ、そいえばねパパに足速くなったねって言われたんだ!」



零「通り過ぎた時、保育園で走ってる煌が見えて速くなっていたんだ。」



『煌、よかったね。』



煌「うん!」



こんな幸せ時間がずっと続けばいいのに…、私は時計の針を止めたくなった。



けど、明日は全員用事があるから遅くまでいられない。



子供達が夜道を怖がり、零が2人を抱っこしながら帰ることになった。



なんとも微笑ましい光景で、ほんわかした気持ちになった。



子供達にとっては、恐怖だっただろうけど。



日が落ちるのが、だんだん早くなってきて、気温も寒くなってきて冬を感じる。



『もうお風呂入ったら、寝るのよ。』



「「わかった!」」



さっきまで零に抱っこされながら、怖がってたのにすっかりいつも通りになった。



『零も一緒に入ったら?』



零「そうしたいけど…着替えがないからな。」



『じゃあ、2人が眠ったら帰るって感じ?』



零「そうだな。」



いつだって、子供達と一緒に寝るとは言ってくれない。



家族なわけだし、そういうことしたいけど零にも都合があるからって思って、気持ちを押し込んでしまう。



『そっか。今日ゆったり過ごせた?』



零「すごく充実した1日だった。しっかり疲れも取れたし、家族と居れたから。」



『よかった…、またこんな日が来るといいね。』



家族だと思ってくれるなら、なぜあなたはプロポーズしてくれないの?



家族=夫婦と子供っていう考えがダメなの?



誰か教えて…

74 零side→←72 零side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (97 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
403人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

利香信者(プロフ) - ありがとうございます! (2019年12月23日 19時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白いです! (2019年12月23日 15時) (レス) id: ebdf59309e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、訂正ありがとうございます(*^-^*) (2019年12月6日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - 87ですね!すいません! (2019年12月6日 17時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あれ?86話が2つありますよ( ´△`) (2019年12月6日 1時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:利香信者 | 作成日時:2019年10月27日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。