幸せ家族計画！【降谷零】Part2 (ページ11)

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今日は4人で公園に来た。

仕事の都合で、夕方になってしまったが、それでも2人は喜んでいる。

蓮「逆上がりできるんだよ！」

煌「見ててね！」

そういうと、逆上がりをしてみせた。

零「すごいな。さすが蓮と煌だ。」

頭を撫でて、褒めてあげると、嬉しそうに笑ってくれた。

可愛すぎる。

『パパに見せるために、ずっと頑張って練習してたんだもんね。』

「「うん！」」

俺のために…？

そこまで努力してくれたのか。

零「ありがとう。パパのために頑張ってくれて。」

蓮「どういたしまして！」

今、人生の中で1番幸せだ。

煌「一緒に鬼ごっこしよ！パパ鬼ね！」

2人は公園内を走り回った。

俺も子供の頃のように、無邪気に公園を駆け回った。

蓮「パパ速い！」

煌「逃げろ！」

あっという間に2人を捕まえることができた。

『あらあら、すぐ捕まっちゃったね。』

零「まだまだ練習が足りないな。」

蓮「これから練習する！」

煌「次は負けないから！」

いつか2人が勝つ日まで、ずっとやり続けようと決めた。

『もう暗くなるから帰るよ。』

「「はーい」」

2人はなんの躊躇いもなく、俺の手を繋いだ。

蓮「パパの手大きいね。」

煌「ママと手とは違う。」

逆に2人の手はまだこんなに小さいのか…、こんな小さいのに、俺は今まで色々と辛い思いもさせてしまったのだ。

これからはそんな気持ちもさせない、なんだって受け止める。

俺はその手をぎゅっと握り返した。