警察病院の美人外科医が警察とFBIに狙われてるって【2】 (ページ44)

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『うわぁ高い！』

零「言った通りだろ？」

『はい！東京の街が一望できますね！降谷さんと来れてよかった…』

零「俺も、由梨と一緒に来れてよかった。幸せものだな。」

『私も幸せ者です。』

零「あっ、あれ警視庁。」

『本当だ…綺麗…』

零「じゃあ、下でお土産買いに行くか。」

『はい！』

やっぱり高さがあるので、エレベーターに乗っている時間も長い。

『あっ、このお菓子よくないですか？美味しそう。』

零「そうだな。」

でも、小分けの物の方が、職場の人達にあげられるしなぁ…んん、悩む。

零「悪い、職場から電話かかってきた。」

『私、この店で待ってます。』

零「電話終わったら、戻ってくる。」

そう言って、どこかへ行ってしまった。

彼が戻ってくる間に、職場の人達へのお土産を買った。

零「悪い、今すぐ戻らないといけなくなった。」

『私は大丈夫です。お仕事頑張ってください。』

零「また連絡する。じゃあ。」

『あっ…』

それだけ行って、帰っていった降谷さん。

付き合う前から分かってたじゃない、彼がどんな仕事で、どれだけ忙しくて危険なのかも。

『大丈夫……』

蘭「由梨さん？」

『あっ、蘭ちゃん…今日はご家族と来たの？』

蘭「はい、由梨さんは？」

『私は昔からのお友達と。ついさっきお友達は帰ったけどね。だから私も帰るところ。』

蘭「そうなんですか、私達も帰るので、一緒に帰りましょう。」

『ありがとう。』

蘭ちゃんと会えてよかった

もし1人で帰ったら、涙を流してしまいそうだったから。