89 風見side ページ42
'' 結婚前提に付き合っている人がいるんです ''
心の底では、そういう相手がいるかもしれないと分かっていた。
けどいないと信じたかった。
1人でとぼとぼ歩いていると…
『風見さん…!!』
風見「由梨さん…」
『これ…忘れ物です。警察手帳。大切なものでしょう?』
そういえば忘れてたんだ。
風見「わざわざありがとうございます。では…」
『待ってください…!確かに風見さんの気持ちには答えてあげられません。でも、私にとって風見さんは大切な人です!』
親切で言っているのか…本心なのかわからないが、今の自分の心に刺さった。
風見「ありがとうございます。」
それだけ言って立ち去った。
もっと言いたい言葉があるのに、いざ目の前にいると言えなくなってしまう。
警視庁に戻り、またいつも通りの自分に戻る。
零「大丈夫か?」
風見「今日、色々なものを失ってしまいましたから。」
零「そうだな……」
同僚の死、愛する人、大切なものを今日だけでたくさん失ってしまった。
風見「この仕事に就けば、そういうことがあると分かっていますが、やはりこんな急に失うと、心の整理がつきません。」
零「……。」
さすがの降谷さんも、この出来事に関して返す言葉が浮かばないらしい。
零「風見。もう今日はゆっくりしろ。君には少し心の整理をつける時間が必要だ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
続々編作りました!!
こちらもよろしくお願いします!幸せ家族計画!【降谷零】Part3
398人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シオン - とても素晴らしい作品です。続きが気になります。ぜひ、書いてください。(≧∇≦) (2020年3月28日 0時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - 指摘ありがとうございます! (2019年11月10日 23時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 小ウィンドウではなくショーウィンドウです (2019年11月10日 23時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - 教えてくださってありがとうございます! (2019年10月23日 17時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - この部分変です (2019年10月22日 22時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:利香信者 | 作成日時:2019年9月22日 21時