警察病院の美人外科医が警察とFBIに狙われてるって【2】

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『今すぐオペを！！』



サミット会場爆発、その事件は東京を震撼させ、死亡者も出した。



かなりの重傷者もおり、私はその人達のオペに追われた。



オペ中に容態が急変し、命を落としてしまった人、運ばれるまでに亡くなってしまった人もいる。



仕事だと割り切ろうとしても、この事件はどうしても割り切れない。



知り合いが亡くなったかもしれない事件を、なかったことになんて出来ない。



未だに風見さんは運ばれてこない…



手術室から出て、少しだけ一服をした。



大好きなコーヒーも、今じゃ全然味がしない…



「浮かない顔をしていますよ。」



『えっ…？』



この声は…風見さん！



『無事だったんですか！？よかった…けど、怪我が…』



風見「私は遠くにいたので、そこまで被害は受けませんでした。だが何人かの仲間を失いました…」



『まず手当てをしましょう。血が滲んでますから。』



かなり残っていたコーヒーを、ゴミ箱に捨て、診察室へ案内した。



『でも…なぜ突然爆発だなんて…』



風見「今、調査中です。わかったら犯人はちゃんと制裁をもって償ってもらいます。」



『そうですね。』



手当てを終えると、風見さんはなだれ込むようにベッドに倒れた。



風見「初めてあった時、もし怪我をしたら手当てしてくれるかと聞いたのが、叶いました。」



『約束は破れませんから。』

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