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『けど…、私のしたいことばかりしてる気がして…。』



零「じゃあ、一つだけ。」



『お願いですか?』



そういうと、降谷さんはこくりと頷いた。



降谷さんは歩き出し、車の助手席の扉を開けてくれた。



車に乗り込み、運転席に降谷さんが座った。



『その…お願いって?』



零「こっち向いて」



言われるがまま振り向くと、何かが私の唇に触れた。



えーと…つまり、、



『……キス?』



キスされたことに気づき、一気に心臓が跳ね、体が熱くなった。



零「……あぁ恥ずかしい…」



ハンドルを持ちながら、顔を隠した。



お互い、いい大人なのにキスだけで、こんな気持ちになるなんて思ってもみなかった。



零「次、どこ行く?」



頬が少し赤くなっている降谷さんが、私の目を見て言った。



『もう夕方ですし、夜景の綺麗なスポットにでも行きませんか?今から行けば、夜になるし。』



零「いいな。」



スマホで夜景スポットを探し、その場所をナビに登録した。



運転してる時の降谷さんの横顔が、とても綺麗だった。



凛としてて、窓から差し込む夕陽とよく合っている。



こんな素敵な人が、私の恋人だなんて夢みたいだ。



零「ずっと見られたら、恥ずかしい」



『す、すいません…!』



零「別に嫌じゃないからいい。」



赤信号になって、車が止まる。



その瞬間、私は降谷さんと目が合った。



さっきのキスを思い出し、急に恥ずかしくなって、窓から外を見た。



もう暗くなって、月が見え、一番星も出ている。



零「もうすぐ着くから」

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シオン - とても素晴らしい作品です。続きが気になります。ぜひ、書いてください。(≧∇≦) (2020年3月28日 0時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - 指摘ありがとうございます! (2019年11月10日 23時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 小ウィンドウではなくショーウィンドウです (2019年11月10日 23時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - 教えてくださってありがとうございます! (2019年10月23日 17時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - この部分変です (2019年10月22日 22時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年9月22日 21時

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