25 【過去編】 ページ27
零と付き合いはじめて、4年が経ち、私たちは21歳になった。
恋する私には悩みがある。
それは…全然会えないこと！！
彼らが厳しい環境の中で、警察になろうとしているのは分かってる。
でも、経った月に1、2回しか会えないのは、さすがに辛すぎる。
そんな時、私は警察学校に行ってみようなんて、馬鹿なことを思いついてしまった。
寒い冬の日だった。
私はコートを羽織り、マフラーもつけ、空の下で彼を待った。
一向に来る気配がなく、冷たい手をはー、はーと息で温めた。
『うぅ…寒い…。』
やっぱり馬鹿だった。
そう諦めて帰ろうとした時…
「あれ、もしかして穂花？」
振り返ると、成人式から会っていなかったヒロがいた。
そしてその後ろには、同じ警察学校の仲間の人達3人がいた。
ヒロ「こんなところでなにしてるんだ？もしかしてゼロのこと待ってるのか？」
『うん。全然会えてないから…』
改めて口に出すと、会えないってこんなに辛いことなんだと痛感した。
そして3人のうちの1人が、口を開けた。
眠たそうで、はぁ〜とあくびをした後、私に近づいてきた。
「もしかして、降谷の彼女？」
ヒロ「おい松田、急に聞いたら驚くだろ。」
そういうと、松田陣平と軽く自己紹介をした。
周りもつられて、荻原研二、伊達航と紹介してくれた。
『…私は、新庄穂花です。ヒロと零とは小学校からの幼馴染で。』
ヒロ「零とは恋人同士だろ。松田、これで満足か？」
陣平「まぁ。まさか彼女持ちだったなんてな。」
航「いいじゃないか！青春って感じがして。」
研二「告白は君から？」
『彼からです。』
おー、と声があがるけど、私の頭の中では何の時間なんだと思った。
ヒロ「寒いだろ？ずっと待ってたら風邪ひくよ。今日はもう帰った方がいい。」
『そうだよね…、じゃあ私はこれで。』
航「俺たちから降谷に、ガツンと言っておくからな！」
そういって、彼らは学校内に入っていった。
私はやっぱり諦めたくなくて、また待つことにした。
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ぷぅ(プロフ) - 修正ありがとうございます(^-^)やっと降谷さんはヒロインと子供にパパとして会う事ができたんですね、良かったぁ(#^.^#) (2019年10月27日 2時) (
レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - さっき修正したので、大丈夫だと思います！教えてくれてありがとうございます！ (2019年10月26日 21時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 44話が２つあるんですけど降谷さんsideは45話にならないんですか？(´・ω・`)? (2019年10月26日 18時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます！期待に添えるよう、頑張ります！ (2019年10月26日 7時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
黒猫になりたい白猫(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!! いつもとても楽しく読ませてもらってます！これからも更新頑張ってください！ (2019年10月25日 23時) (レス) id: 6f32669aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：利香信者 | 作成日時：2019年9月21日 21時
