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美和子「え…、ごめんなさい。強く言い過ぎたわ。」



『違うの……。美和子ちゃん、ぅぅ、私…彼らに騙されてた…』



美和子「彼ら?」



『前言ってた警察の患者さんと……、昔、仲良くしてもらってた人に、騙されてた…。だから私…、その場から逃げ出して来ちゃって…。家も遠いし、今日帰る場所ない……』



美和子「だから傘も差してないのね。今日は私の家に泊まって。」



『で、でも、いいの…?』



美和子「困った人を助けるのが警察よ。由梨には日頃から仲良くしてもらってるし、背中を押してあげたいの。」



『ぅぅ…、ありがとう。』



やっぱり持つべきものは友だよ。



美和子ちゃんの家に着き、シャワーを浴び、お酒を飲み始めた。



美和子「さっきのこと、詳しく教えて?無理ならいいんだけど…」



『大丈夫。』



私は美和子ちゃんに全て話した。



降谷さんが安室さんだったということ、赤井さんが沖矢さんだったということ、これからも真実を告げずに私と接そうとしていたこと、全てを。



美和子「そんな事知ったら、誰でも家を飛び出すわよ。同時に2人に裏切られたら。」



『美和子ちゃんがいて、本当によかった。』



でも、どこか2人が追いかけてくれるのを、期待してたの。



そんな事ある訳ないのに……



また涙が溢れてくる。



美和子「今日はもう寝ましょう。寝たら、楽になるわよ。」



『そうだね。』



私は布団にくるまって泣いた。

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利香信者(プロフ) - 教えてくださって、ありがとうございます! (2019年9月15日 10時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - 透が通るになってますよ (2019年9月14日 22時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!さすがだなんて、私はまだまだですよ!期待にこたえられるように、頑張りますね! (2019年9月1日 14時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - またまた失礼します!さすがですね!今回も面白かったです。続きを楽しみにしています! (2019年9月1日 13時) (レス) id: 770160d3db (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ついに少年探偵団登場! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年8月22日 23時

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