ーstprー危ない係

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ージェルー




朝アラームの前に着信音で起きる。



なーくんからだ。




な『今から、事務所来れる？』



なんの用だろう。


少し焦り気味だったから急いでいこう。



ジ『すぐ向かいます』




支度をし、急いで事務所へ向かった。





なーくんがいる部屋へ入った。




な『そこ、座って』




漂う空気はとても悪かった。







な『一昨日、何してた？』



その言葉にどきりとする。元彼女のことだろうか。



ジ『事務所に書類忘れちゃって』


これは嘘ではない。



な『その後、どうしたの？』



なーくんは笑っているが、目が笑っていない。



俺は何も言えず黙り込んでいた。




すると、なーくんは机にタブレットを置いた。




な『これ、何？』




タブレットを覗くと、



俺と元彼女がホテルに入るところ。



恐らく、リスナーさんが撮ったのだろう。





な『どーすんの、これからLIVEもあるよ？』




俺は何も考えれなかった。




な『もうこの子には会わないで』




体がピクりと反応した。


元彼女に会わないなんて考えすらなかった。







なーくんはタブレットを閉じた




会わない。その言葉が深く胸に刺さる。



アイツには彼氏だっている。



俺が付き合ってた時にも付き合っていたらしい。



アイツの浮気相手。



俺は自分が彼氏だと思い込んでいた。



浮気だとしても、好きで好きでたまらなくて。



身体だけの 関係 でいいからと会っていた。



今更、会わないなんてできない。




な『なんの為にAちゃんを雇ったと思ってるの？』



わかってる。俺がアイツと会わないようにって。



ジ『ごめん、でもAちゃんは…』



な『あのコは性 処理係。ただそれだけ。』




なーくんは今までにないくらい冷たい目をしていた。





ジ『そこまで言わなくてもええやん…』




さすがに可哀想だ。


1人間、いや、女の子にそんなこと。






な『取り敢えず、もう会わないことだ。』






そう言い残し出ていくなーくん。



俺は1人頭を抱え、スマホを取り出す。






ジ『クソッ！！！！！』





スマホを投げ飛ばした。


どうしてアイツは浮気した。


どうして俺は浮気された。


どうして、どうして、


自分で問いたって答えはない。









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