週末ゆるふわスプラッタ。

後日談というか今回のオチ ページ9

｢首を切らなきゃダメだったのに……。首切り大好き殺人鬼とか、もう言えないじゃん……｣
｢まあまあ、Aさん。そのくらい、いいじゃないですかー｣
｢よくないっ！ 気に入ってたのにー……。
はっ！ 今からでも間に合うよね？
よしっ！ 首はねるか｣

Aさん、挙動不審ですね〜。
蹲ったり、急に立ち上がったり完全に不審者です！ こんなのに親を殺されたかと思うと軽く殺意が……。

あっ、申し遅れました。私、ルーナ・ガルシアと申します。【後日談というか今回のオチ】のさいは、私が語り部となります。以後お見知りおきを。

｢いいんじゃないですか？ さあ、ぱっぱと終わらせて帰りましょう！ その間、私応援してますっ！｣
三三七拍子をしようと私が立ち上がると
｢もう、終わったよー｣
とにっこりしている鬼いさんが！

｢ルーナちゃんのために晩御飯用意してたからね。速く終わらせなきゃと思って。帰ろっか、ルーナちゃん｣
差し伸べてくれた手を握り、私達は我が家へ向かう。


あっ、鬼いさんの手料理はスッゴク美味しかったです！ それを鬼いさんに伝えたら、そっぽを向いて、ぼそっと｢……ありがとう｣って！
その時の鬼いさんの耳すっごく真っ赤でした。
あれが、世に言う、ツンデレなんでしょうかね？

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