想い ページ17
Aside
さとみくん…最近何気に近いぞ
『あのー…』
さ「ん?」
『近いっす。』
さ「うん。」
『どうしたの?』
さ「別に何も無い。」
『そ、そう?』
『眠いの?』
さ「別に眠くない。」
『赤ちゃん返りか?』
さ「違ぇよ」
『ゲームしたいの?』
さ「…後でしたい。」
『今はヤなの?』
さ「…今はこのままがいいんだよ」
今日のさとみくん凄く…正直って言うか
素直って言うか
ってこんなこと考えちゃまずいよな
さ「なんか歌って」
『Siriみたいに…』
さ「鼻歌でもいい。」
僕はさとみくんの言う通りに最近好きなボカロの鼻歌を歌う
さ「…お前の歌好きだよ、俺。」
『やった、ありがとう。』
さ「猫と犬どっちが好き?」
『どっちもだけど強いて言うなら猫』
さ「俺も猫。」
『さとみくん家は猫も犬もいるもんなぁ』
さ「いいだろ。」
『羨ましい』
さ「何時でも来いよ」
『うん。』
さ「なんか、カップルみたいだなwアッハッw」
『どこで笑う箇所があったのw!』
さ「…これが恋っていうや〜つ〜なのか」
さとみくんは自身の曲を口ずさみながら顔を埋めてくる
『なになに、本当にどうしたの?』
さ「……なぁ、」
『ん?』
さ「Aって、本当に彼女いないの…?」
『いないってば』
さ「出来た経験は」
『ないって、何回それ聞くの?!』
さ「初体験とか」
『あるわけないでしょ?!』
さ「冗談w…やっぱ女の子が好き?」
『やっぱって……』
『僕は、別に性別気にしないよ。好きになった人が女の子でも男の子でも、僕はその人が好きなんだから。』
さ「…!!」
さ「…じゃあさ、」
さ「俺でもいい?」
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作者名:黒凛蝶 | 作成日時:2019年12月29日 21時