お話は ページ48
Aside
屋上から教室に戻った僕達
何事も無く午後の授業を終え下校の時刻となった
りーぬとるぅとくんところころには先に帰ってていいよと伝えた
校舎も段々人が少なくなってきたし、そろそろ僕も帰るか
そう思って下駄箱に足を向けた時
「おい」
バッ
1「そのまんま帰すとは誰も言ってねぇよ」
『さっき散々殴っただろ』
1「いいや?wだってあれは俺じゃねぇだろ?」
『仲間は仲間だ』
1「随分と前より威勢が良くなったな?何だ?お友達か?」
『関係ない』
1「関係あるぜ?お前の判断によっちゃ俺らはお前のお友達もボコボコにする事が出来んだから」
なっ──!
『っ…?!』
1「一言も言えなくなったか?」
『……したら、許さない…』
1「へぇ?仲間思いだねぇ?まぁどうせお前は俺らのオモチャ、遊び道具だ。」
『オモチャだろうが、構わない…友達に手を出すな』
1「別にお前の友達にゃあこれっぽっちの興味もねぇけど、逆にお前がそれで苦しんでる顔を見るのも良いゲームだろ?」
『普通の高校生の思考じゃない…』
1「普通じゃねぇ奴を目の前にして普通でいられる方がおかしいぜw」
終始煽り口調だ
前から友達ができなかった僕は標的の的にされやすくて小学生の頃から虐めを受けて来た
ある時は仲良かった友達に。またある時は集団で何時間も。またある時は先生に
慣れている、オモチャになる事なんて
『そろそろ、帰ってもいい…?』
1「はあ?お前聞こえてねぇのか?そのまま帰さねぇっつったろ」
『じゃあどうしたら帰してくれる?』
1「あーあ、これだから馬鹿は。そんなん俺らの気分次第によるだろ?」
『"俺"ら"?』
1「一人で立ち往生してお前を待ち構えてる訳ねぇんだよ、こちとら最近ピリピリしててなぁ?ストレス発散といこうか?」
そっちの事情など知ったこっちゃない、
隠せない傷が出来るのはごめんだ
「おーい」
後ずさりしようと一歩引くと廊下の階段間際から聞きなれた声がした
今日は"おい"とよく呼ばれる
振り向くとピンク色のセーターを着たさとみがいた
さ「どうしたの」
1「あぁ、君がお友達ってやつか?別にどうしたもこうしたもねぇよ?お話させてもらってるだけだからな?」
さ「お話ってこんな威圧のある話?」
1「まあね?俺らにとっちゃ大事な話なんだ」
さとみと奴が話してる会話は全然頭に入ってこない
ただ、この状況から逃れた時
どう反応していいか分からない
僕の頭には不安だけが覆い尽くしていた
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黒凛蝶(プロフ) - きききさん» コメントありがとうございます、歌い手名と載ってしまっている所が御座いましたか!申し訳ございません!直させていただきます! (2020年1月1日 21時) (レス) id: e6bcf3a4ef (このIDを非表示/違反報告)
ききき - 歌い手名ってところ早く直してくれませんか? (2019年12月31日 3時) (レス) id: 9fccdcfe18 (このIDを非表示/違反報告)
黒凛蝶(プロフ) - なたなたまるさん» 了解です!コメントありがとうございます! (2019年4月22日 0時) (レス) id: e6bcf3a4ef (このIDを非表示/違反報告)
なたなたまる - 歌い手名変更機能追加希望です!!! (2019年4月21日 17時) (レス) id: c9f0456c30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒凛蝶 | 作成日時:2018年12月16日 17時