泊まり1日目:寝かせて下さい ページ30
Aside
ジェルは僕と至近距離になるまで近付き微笑んで問いかけた
『目覚めたよ』
ジ「性に?」
『違うわ』
ジ「暇やったんもん…」
『もう深夜2:30回ってますが』
ジ「せやけど…」
するとまたジェルは僕の耳元で囁く
ジ「(クロ)が可愛くて、なぁ…?」
『ひゃっ…』
さ「えっ」
ジ「あっ」
『え、ぁ…』
変な声出たんだけど…
出すつもりなんてなかったし狙ってもなかったのに…
あぁぁ誤解される…いじられる…
そして僕は寝れない事を悟った
オレンジ色の仄かな灯りで良かった
顔がなんとも言えない位の恥ずかしさで真っ赤になっている事だろう
恐る恐るジェル達の方向に目を向けると
『へ…?』
さ「………」
ジ「………」
『え、二人ともいきなり黙るの怖いよ…?なんで手で顔隠してるの…?』
さ「え、ええ、い、いや別に!?(クロ)の後ろに幽霊いるからさ〜↑」
え"
ジ「そ、そうそう女の人の霊が」
『えっっっっ…嫌ぁ…!』
なんで二人とも見えるの…!?
半泣きの状態から半泣き+5位になって
咄嗟にさとみに飛び付いた
さっきまでバイノーラルされていたのにもう関係なし
怖いぁぁぁぁぁあ…!!!
『さとみ、さとみ怖いってっ…』
さとみ、無言のまま背中をとんとん
ジ「………ずるッ…(((ボソッ」
『ジェルも…』
怖い…むり
2人がいてよかった…←(先程までの思考は何処へやら)
ジ「っ…!悪い幽霊やないみたいよ?」
『それは分かるんだけど…でも…っ顔が…』
ジ「そうかなぁ…」
えっ、二人とも見えてるんでしょ…!?
あの、あの、あの子…
そう、幽霊はマジでいたのだ
僕の後ろに
『あぁぁぁあ…さとみ、ジェルっ…』
さ「……」
さとみどうしたの…!?呪われちゃった…!?
ジ「さとみくーん?おーい」
パンッ
ジェルはさとみの前で手を叩いた
さ「………はっ…!!!」
『ひっ…!!』
さ「俺は今何を」
大丈夫か
ジ「さとみくん、大丈夫?www」
さ「大丈夫www」
『笑えない…!』
ずっと見てくる…怖い…
さ「(クロ)が積極的…」
『ねぇ違う…!!』
僕はさとみとジェルから身体を離した
『全然寝れないじゃんかぁぁぁぁぁあ(´;ω;`)』
カーテンからは薄ら明かりが差し込み幽霊はそのタイミングに合わせどこかへと消え去った
──あぁ…朝だ…
そう悟り全く寝れず、さとみとジェルは未だにピンピンしてて手遊びし始めて
頼むから寝かして……お願い…
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黒凛蝶(プロフ) - きききさん» コメントありがとうございます、歌い手名と載ってしまっている所が御座いましたか!申し訳ございません!直させていただきます! (2020年1月1日 21時) (レス) id: e6bcf3a4ef (このIDを非表示/違反報告)
ききき - 歌い手名ってところ早く直してくれませんか? (2019年12月31日 3時) (レス) id: 9fccdcfe18 (このIDを非表示/違反報告)
黒凛蝶(プロフ) - なたなたまるさん» 了解です!コメントありがとうございます! (2019年4月22日 0時) (レス) id: e6bcf3a4ef (このIDを非表示/違反報告)
なたなたまる - 歌い手名変更機能追加希望です!!! (2019年4月21日 17時) (レス) id: c9f0456c30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒凛蝶 | 作成日時:2018年12月16日 17時