僕に何かようですか…？

コラボの準備 ページ18

Aside

さ「先ずはマイクをセット…と…」

さとみはテキパキとマイクをセットして
準備を進める

さ「よし、それじゃあこの歌だけど、何か途中で台詞とか入れる…？」

『そうだね、この歌ロックな感じの中に含まれる悪戯の様な意地悪い物も感じられるから、１VS１の闘い、ポーカーフェイスみたいな感じにして…』

さ「なるほどなぁ…こういうの得意なの？俺もよくこういうの考えたりするんだけど、どうも読み取れない時とか偶にあって…納得いかない時があるんだよな」

さとみはマウスを動かすのを止め、椅子に寄りかかり頭を掻いた

『得意、というかずっと家で本読んだり曲聴いてたりしてて…自然と頭に浮かぶ様になったっていうか…』

さ「へぇ〜…」

さとみは頷きながら僕の話を聞く

さ「俺もちょっと前に演劇、というか声劇っていうか…まぁそんな感じの所に所属してた時期があって物語読んだりするのは今でも結構楽しいし好きなんだ」

『へぇ…初めて知った…』

さ「これからもっと初めて知ることが増えるぞーw」

『楽しみw』

そこから台詞を構成して、イラストさんに頼んだり、るぅとくんにMIXを頼んだりと様々な手順を乗り越えて

さ「じゃあ、録音に移ろうか…！」

『うん…！』

いよいよ録音

さ「あ、あ、あー…」

マイクの音量を確かめながら調整

さ「多分これで大丈夫だろ、それじゃあ録音しよー！！」


コラボの録音は初めてでこうやって話し掛けてもらえて凄く嬉しかった

それにしてもなんで僕の事をななくんは入れてくれたんだろうか…

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