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入って早々 ページ11

Aside

今日は珍しく早く起きて登校している

ゆっくりと通学路を歩く

見慣れている筈なのに

新しく見えてくるのも昨日のせいだろうか

僕が加入した有名歌い手グループ「すとぷり」

そのメンバーの一員として今後関わっていく

つまらなかった時間も何故か新しく感じてしまうのも昨日の事からなのだろうか

思いながら歩いていると

辺りは次第にざわざわとしてきた

登校時間だからだろう

校門をくぐり、下駄箱へ向かう

上履きを取ろうとロッカーを見るも

上履きは無かった

『……また…』

僕の上履きは週に4回程度どこかへ持ってかれる

予備の靴は持ってきているけど

このまま放置する訳にもいかないし

探すか……

裏口辺りをあたってみよう

──裏口

………ない……

裏口付近を暫く探したが何処にもない

別の所か…

そう思い別の場所へ向かおうとすると

背後から声掛けられた

青年1「お探し物はこれか?w」

笑い混じりに木にもたれ掛かるあいつは

恐らく僕の上履きを毎度の様に持ち去る窃盗犯だろう

『…返してくれないかな…』

青年1「返してくれないって言われて返すアホが何処にいんだよwまぁ、お前が返してくださいって地面に這いつくばって言えたら返してやらなくもないけどなw」

また……

随分前にもやられた覚えがあるけど

あの時はそれだけじゃ済まなかったし

予備の靴はあるから別にいいんだけど

『じゃあいい…それ持ってていいよ』

そう言って僕はあいつに背を向けて校舎へ戻ろうとした

その時

ガッ!

背中に重い衝撃と痛みが走った


『っ…!?』

後ろを振り返る間もなく前に倒れた

青年2「あ”ぁ?テメェ…舐めてんのか…?」

カンカンと鉄の音がした

僕の耳の近くには鉄パイプの様な物が見えた

立ち上がろうと試みるも

背中の衝撃と痛みが激しく、立つことが出来ない

青年1「お前が言ってたら俺達も殴ること無かったのになw」

足を背中に乗せられ踏み躙られる

グリグリと奴が踏む度痛みは増し、骨が軋む音が聞こえた

『っあ”…っ…!』

上履きでここまでなるか普通…

青年は俺の横にしゃがみ耳元で呟いた

青年1「テメェ後で屋上に来いよ」

そう言うと

青年1「オラ、行くぞ」

呆気なく去っていった

裏口の壁に寄り掛かり、立つ

骨は折れてはなさそう……

壁にもたれながら歩いていると

「どうしたんですかっ!?」

その声に目を向けてみると

そこには

保健室→←改めて



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設定タグ:すとぷり , 歌い手 , 男主   
作品ジャンル:恋愛
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黒凛蝶(プロフ) - きききさん» コメントありがとうございます、歌い手名と載ってしまっている所が御座いましたか!申し訳ございません!直させていただきます! (2020年1月1日 21時) (レス) id: e6bcf3a4ef (このIDを非表示/違反報告)
ききき - 歌い手名ってところ早く直してくれませんか? (2019年12月31日 3時) (レス) id: 9fccdcfe18 (このIDを非表示/違反報告)
黒凛蝶(プロフ) - なたなたまるさん» 了解です!コメントありがとうございます! (2019年4月22日 0時) (レス) id: e6bcf3a4ef (このIDを非表示/違反報告)
なたなたまる - 歌い手名変更機能追加希望です!!! (2019年4月21日 17時) (レス) id: c9f0456c30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒凛蝶 | 作成日時:2018年12月16日 17時

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