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おつる「この島の話は私じゃなくてセンゴクの方が詳しかったはずさ。
………本は私が片付けておくから、行っといで。」
『ば様………ありがとう。行ってくる。』
ば様の厚意に甘え、私は図書室を後にし、元帥室へ向かった。
廊下を歩いている時、ふと考える。
オファリングアイランド……そこで起きた悪魔のお話。
悪魔とは、多分私が倒した肉塊のこと……だろう。
でも、あの肉塊は最後、「ありがとう」と、確かに私に礼を言ったのだ。
悪魔では無いなにか………。
そして、あの時手に入れたナイフ……。
『………ううむ、全く分からん。』
「あれ、A中将？」
呼ばれた気がして後ろを振り向く。
そこには、汗だくの少年が立っていた。
『……ええと…コビー……クン…だっけ？』
コビー「覚えててくれてたんですか！？…そうです！コビーです！」
いつも後ろに居るはずのモーガンの息子は居なくて、ただ1人、タオル片手に立っていたのを不思議に思い、何をしているのか聞いてみたところ、じ様にお使いを頼まれたらしい。
…………なんかごめん……。
コビー「…そういえば、なにか悩まれている様でしたが、どうかなさったんですか……？」
コビー君の行先は運良く同じ元帥室だった為、しばらく一緒に歩いていると、質問をされる。
……メガネをしてるし、いかにもガリ勉キャラ。
…聞いてみるのもアリかな。
ふと出た興味。好奇心。
『……なァ、コビー君よ。……君は悪魔と近しくて、対照的な存在を知っているかい？』
コビー「対称的……ですか？……そうですねぇ…」
コビー君には悪いが、元々期待はしていない。
どんな回答が帰ってきても軽く受け止めて、自分で改めて考えよう、そう考えていた。
コビー「完全に悪魔と近しくて、対照的な存在とは言えませんが、神様、と呼ばれるものは宗教の崇拝対象と聞きました。
宗教にとって最も恐れるものは、信仰する人が居なくなること。
神と呼ばれるものは信仰されることによって力を維持出来たみたいです。
……そして、信仰されなくなった神は、力が衰弱していくみたいですよ。」
『…………。』
驚いた。
完全な答えとは違うかもしれないが、彼がこれほどの知識を持っていたとは思わなかったのだ。
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ベロベロベース - 絵をメーカーで作りました、https://picrew.me/ja/image_maker/1394187/complete?cd=zQii3zmaeF (4月21日 10時) (
レス) @page2 id: 15eed5205a (このIDを非表示/違反報告)
ろそそ(プロフ) - 星猫さん» 御閲読、高評価、コメント、ありがとうございます。申し訳ないのですが只今リクエストは受け付けておりません。大変申し訳ございません。 (2022年6月12日 21時) (レス) id: 4e9a925863 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 始めまして！面白いで高評価しました！リクして良いですか？ (2022年6月12日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろそそ | 作成日時：2022年5月21日 8時
