難癖あるけど気になってる。 (ページ4)

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用心棒。ページ4

だ「で、結局どうすんの」

決まってせん、と絞り出す声が部下たちから零れる

俺がダウン(こんな)状態じゃ無かったらなぁ、と噛み締めるように空をみる

青々と綺麗な空が果まで続く昼間、みかじめ料回収してねぇなどぼんやり思いつつ仲間のアルスの到着を待つ

横目で機内の彼女を見てひとつため息
打開策も考えられないままじゃあどうしようも無い

『……ねぇ、ケーサツくるけどいい？』

だ「いいとは、どういう意味で？」

『捕まるよーってこと、だってこんなにケービイン死んだよ。ここ着いたら連絡くれって言われてたから本署に連絡したし。…そもそも、ギャングだよね？』

葛「捕まるよーったって仕方無いでしょうよ！お宅が連絡したんでしょ？俺らはもう何も出来ないの！」

『そうかなぁ…場合によっては助けてあげられるよ』

じゃす「何言ってんのよ、この人数犠牲者無しで助かるなんて無理すぎ。さささんが黙ってないって」

『そのさささんと仲良しなら問題ないでしょ、私の用心棒として雇ってあげる』

ロ「流石に舐めすぎ。用心棒？俺らは100、200じゃあ動かんよ？額聞かなきゃ始まらない」

『5億』

ロ「ひゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ」

しす「転職します」

葛「待て待て待て待て騙されるな！ブツがなきゃ信じられない！」

『ここにある銀行のカード(カード)、40億はいってる』

葛「靴を舐めさせてください」

じゃす「ブツまだ見てないのよ、馬鹿か」

とん、と軽く機内から降りたち土下座する葛葉にカードが渡される

残りは好きに使ってね、という彼女にローレン同様黄色い声をだし腰を抜かす葛葉

しすこは手持ちのメモ帳に退職届を書き出しそれを必死でとめるじゃすぱー

わいわい騒ぐその様子を伺うだるまは裏社会ボスとしての勘が働き彼女に聞く

だ「なぁ、本当にそれだけか(. . . . . . . .)？」

『もちろん、少しギャング(そっち)の話くらい聞かせて貰えたら嬉しいかな』

だ「一般人が聞いてわかる世界の話じゃないじゃない、言うてみ。他に何かあるやろ」

『兄さんにこの荷物届けたいだけなの、おねがい』

だ「兄ィ？さっきもそれ言うてたけど嬢ちゃんの兄ちゃんギャングなわけ？」

『そうだよ、兄さんは_______________

さ「はいそこ、動かないで」

ア「ごめんみんなぁ、途中で捕まっちゃったぁ」

「「「「アルスさぁあぁぁぁあぁあん！！！」」」」

釈「静かにせんかい！」