何でカッターキャーが成功しないの！？【文スト】

愛され期…いい響き！ ページ26

次の日。

私は探偵社のドアの前にいた。
いや〜昨日の中也と太宰の反応は絶対好きってことだよね！
愛され期きたわ。これきた！と思ってあんま寝れなかったよ。

ふぅ。さあ、愛されヒロインとして探偵社のドアを開けるか。


『おっはよう！』


元気いい私の声とうるさく開いたドアの音で皆こっちをみた。

メンバーは与謝野女医、国木田、乱歩さん。
太宰は…いないな。まああのバカは遅いよね。


「どうした、今日は随分元気がいいな」


最初に話しかけてきたのは国木田だった。
まああんまりこんなのでは驚かないよね。太宰のせいで。


『んふふ〜分かっちゃった？流石国木田じゃん！』


「それならその気分で仕事をしてくれ」


『それは嫌』


やっぱり国木田くんには好かれてないかな…？

まあいい。とりあえず私はこの人にようがある。


『乱歩さーん！』


そう言いながら駆け寄る私。
乱歩さんは少し変な顔をしていたが気にしない。


「なーに？A〜」


『聞いてくださいよ！』


乱歩さんの後ろまで言って、ひそひそと話す私。
乱歩さんは何かを察してくれたみたいだ。
聞く体制をとってくれて、優しいな〜と思う。
ちなみに残りの2人は仕事に一生懸命してくれて、聞いていなさそうに見える。


「どうしたの〜」


『私、ついに愛されたかもしれません！』


「…は？」


わー。乱歩さんのこんな声初めてかも。
顔もめっちゃ驚いてる。写真撮りたい。
…そんな驚く？


「え、頭イカれた？」


『いかれてません！それが…』


そして出来事を話した。


「あー…。」


『絶対これ好きってことですよね！？愛されですよね！？』


だって小説でもイケメンな男の子が赤くなってるのって好きってことじゃん？
鈍感なヒロインは気づかないけど私探偵だから分かっちゃうのよ！


「でも、悪戯とかしてたんじゃないの？」


『それもツンデレってことなのかな？と思い。』


「あー…。A意外と鋭いな…」


なんか少しボソッといった所は聞き取れなかったけど、でもやっぱツンデレってことだよね？これもまた漫画と小説でみた！

するとガラッと探偵社のドアが開いた。


「あ、おっはよう国木田君！それじゃあね〜」


『ちょっと待て太宰ぃ！』


「あ、待ってA！」


乱歩さんの静止も聞かず、太宰にタックルする私。
太宰はそれを受け止めると、どしたの？と聞く。


『太宰って私のこと恋愛的に好きだよね！』


空気が固まった。

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