何でカッターキャーが成功しないの！？【文スト】

なんか懐かしい ページ25

「手前いい加減暗いのやめろや！」


「誰のせいだと思ってるの？蛞蝓」


「知らねーよ！とりあえずAに迷惑はかけるな」


「それはブーメランではないのかい？」


「うるせぇ」


はいどうも夜桜です。

今、元双黒のイケメン達に挟まれて喧嘩されています。

もうさ、うるさいんだけど…。
まあ少し黒い太宰の怒りが中也に向いてくれたのは中也には申し訳ないけど良かった…とは思うけどさ。
というか中也痛い。今抱き締められてる感じなんだけど、力強い。

太宰もほぼ0cmの所にいる。なので鼓膜は悲鳴をあげている。


「というかA、何時まで中也のそばにいるんだい？こっちおいで」


『えぇ…』


「んだと手前！Aをまた太宰のところにやったら大変だろうが！」


うーん、中也の怪力に抱き潰されるのも大変だけど、太宰と一緒なのもな…

でも中也に抱き締められるのは物凄く恥ずかしい。脳内の私は今冷静に見えるけど、一周まわったからです。
太宰と近いのもね？

でもぬけようにもぬけれん…

あ〜。どうしよう…

でもさ、久しぶりにみた。こんな太宰。
いつも大人みたいに先手打ってて国木田を怒らせてニコニコしてる感じなのに…。
今は頭使わずただ怒ってる子供みたい。
中也のおかげなのかな？昔に戻ってる感じがする。


『なんだかんだで2人は仲良いよな…』


思わずこぼれた言葉は、2人…いや、2匹を黙らせるのには十分な言葉だった。


「え…A、今なんて？」


『え、いや2人とも仲良いよねって』


「「はぁ！？」」


息ぴったり。昔から仲良しだねって言ったら2人とも息ぴったりになるんだよ。おもしろーい。


「私と中也が仲良いなんてあり得ない、だって蛞蝓なんだよ？」


「そうだ！」


『うーん、でも2人ともなんか楽しそうじゃん』


「「それは、Aがいるから…！」」


『え？』


「…何でもねぇ！聞かなかったことにしろ！」


そう赤くなってる中也と、


「私としたことが…聞かなかったことにしてくれたまえ」


顔をおおってる太宰。


そして2人ともダッシュで逃げていく。

え、これってもしかして…



太宰と中也、もしかして私のこと好き！？

夜桜A。ついに愛され期が来たかもしれません！

愛され期…いい響き！→←蟹ってお高いよね…

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