何でカッターキャーが成功しないの！？【文スト】

努力とは ページ13

「ちょっと〜見てたよ？Aも演技止めな〜じゃなきゃ…言っちゃうよ？アレ」


そう呆れた声で言う乱歩さん。
んん？演技？バレてる？

じゃなくて、今何て言った？

言っちゃうアレ→私の秘密だと思われる
秘密→愛されたい

これがバレたら？


「んふふ、Aったらそんな趣味があったのだね！なら私がとことんその邪魔をしてあげよう！ます、蛞蝓に教えよっかな！」


と爽やか笑顔な包帯と


「…まぁ、人の趣味には口出しをしないでおくが…」


と哀れな目線を送ってくる手帳が見える…

いやぁぁぁぁ！


『分かった！分かりました！なのでアレだけはばらさないで下さい！』


必死に乱歩さんの所に寄り騒ぐ私の頭に手をおき、


「うん、分かったならよし」


とニコッと笑う乱歩さん。

貴方は神なのか？悪魔なのか？

ま、秘密ばらされなくて良かったぁ…


「え、アレってなに？Aちゃん！もしかして、好きな人！？」


「アレとはなんだA！もしやサボってたことなのか！？それとも…好きな人なのか？」


『うるせぇ！黙れや探偵社の仲良しコンビ！』


急に寄ってきてギャースカいってんので、怒鳴ると、太宰は無駄に良い頭を使って考えようとしている…


『考えるなよ？太宰君』


「え〜」


明らかに嫌そうにする太宰。

勿論、それは予想内。なので…


『じゃなきゃ中也と太宰は付き合ってるって姐さんに言う』


「止めて。」


勝ったな。

私が勝利のガッツポーズを心の中でしていたら、趣味悪っと言う青鯖の声が聞こえて来たので殴りました。


「それにしても…さっきの謎の優しさは何だったんだ？」


殴られて撃沈してる太宰を無視して話しかける国木田君。私は特に言い訳も考えてなかったので、


『国木田君と太宰にギャフンと言わせたかった。』


と言ったら殴られました。

私は太宰の隣で撃沈しながら思った。

私、愛されたくて努力したこと、大体悪く終わるよね？

その真相は闇に葬られたと言う…

貴方がいたではないか！→←優しく…？

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