14話 山姥切国広side ページ18
へ「主、ただいま参りました。」
燭台切たちが出ていった数分後
襖の向こう側から長谷部の声がした
はっやいな
月「おーいらっしゃい」
審神者が声をかけると長谷部は
失礼します。と審神者部屋に足を踏み入れた。
山「失礼するぞ」
後「来たぞ大将」
月「2人もいらっしゃい」
長谷部に続き山姥切国広、後藤藤四郎が訪れた。
長谷部が2人に
「もっと敬意のある言葉で話せ!」
などと言っているがそれをガン無視に
山姥切は審神者に話しかけた。
山「...この写しの俺に何の用だ」
月「まんばよ、写しは関係ない
お前はお前らしく胸を張れ。と
出会った頃から言ってるだろ?」
山「........!」
_____________________
俺はこの本丸の初期刀だ。
5振りもある中で何故写しの俺なんかを
選んだのかがずっと謎だった。
俺なんかと違う真剣の刀の方が
良いに決まっている。
1度聞いてみようとは思ったが
傷つくのが怖くて聞けなかった。
だが
一緒に過ごして1ヶ月が経ったある日
主から話があった。
主が何故俺を選んだのか
聞きたくても聞けなかった1つの疑問。
俺がこの本丸に来て約1ヶ月がたった頃
主からの呼び出しで審神者部屋を訪れた。
山「失礼する。話ってなんだ」
山姥切が襖を開けると何やら審神者が
机に向かい筆を走らせていた。
月「ちょっと待ってて
あ、下にある書類まとめてほしいっ」
床を見ると書類が散らばっていた。
審神者になってまだ1ヶ月余りしか
経ってないのだから慣れないのも
無理はない。
と、思い片付けを手伝った。
山「わかった」
月「ありがとぉぉ」
____________
数分後
月「ありがと助かったよ」
山「ああ」
月「ちょっと待ってね。お茶淹れる」
急須に茶葉とお湯を入れ
湯呑みにお茶を注いぎ
戸棚から和菓子を出す。
それらを山姥切国広と自分の座る
目の前に置いた。
月「これはね。カステラっていうんだけど
ほんのり優しい甘さでね、おいしいんだぁ
和菓子で大好きランキングトップスリーには入ってる
食べて食べて」
俺は言われるままひとくち食べてみる
程よい甘さでいくらでも食べれそうだ
山「おいしい...」
月「だろぉ!!」
俺の目の前では幸せそうに頬張る
審神者の姿があった。
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作者名:チョコ x他1人 | 作成日時:2019年3月20日 10時