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人食いマグロと呼ばれて 7 ページ15

Aside
若旦那 「!これは…!」

アキノリ 「なんですか?それ?」

ナツメ 「ノート?」

若旦那 「!親父流の漬け丼の作り方が書いてある 何度作っても どうしても出せなかった親父の味の作り方が!」

すると人食いマグロが光り出した

皆 「!」

光が収まる するとそこにいたのは板前の格好をしたマグロだった

? 「よう!ノボル!」

若旦那 「え? …まさか!親父⁉」

? 「おうよ」

皆-? 「えぇ〜⁉」

アキノリ 「人食いマグロってマグロ三昧の大将だったのか?」

若旦那 「ひょっとしてこのノートを俺に見せるために連れてきたの…か?」

大将 「いや〜 自分でもよくわからないんだけどな なんとかお前をここに連れてきたかったのは間違いねえ けど死んで妖怪になった途端に人間の見分けがさっぱりつかなくなっちまってな お前にやったキーホルダーを目印にすればいいとおもって マグロ寿司のキーホルダーをつけた人間を見つけてはここに運んでいたってわけよ」

アキノリ 「丸呑みにしてね」

大将 「いや〜 参ったぜ まさか俺が作ったのと似たキーホルダーを持っている人があんなにいたなんてよ てかてめぇの(せがれ)と他人様を見間違えちゃ世話ねぇやな ワッハッハッハ」

ナツメ 「ていうかなんで大将さんはマグロの妖怪になっちゃったの?」

アキノリ 「それが今回 一番の謎かもな」

トウマ 「確かに」

若旦那 「親父言っていたもんな 次に生まれ変わったらうまいマグロになって極上の漬け丼にしてもらいたいって」

大将 「おうよ お客さんの喜ぶ顔が嬉しくってな そしたら本当のマグロになっちまったみてぇだな ワッハッハッ」

A 「いや…ワッハッハって…」

若旦那 「実はさ親父 ウチの店親父が死んでから客も出前もめっきり減っちまって 人気の回転寿司が近くにできたせいだって自分に言い訳してきたけど…本当はお客が減った理由は別にあるってわかっていた 俺の漬け丼が美味くねぇせいだって どうしても親父の味にならなくて ずっと何かが足りないってわかっていたんだけど その何かがわからなくて…」

大将 「ノボルよぅ」

若旦那 「!」

大将 「漬けってのは寝かせる温度が一番大事なんだ マグロの気持ちになって一番気持ちいい温度で寝かせてやればそれでいい」

若旦那 「気持ちどころか姿までマグロになっちまうなんて 親父にはかなわねぇよ」

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妖姫(プロフ) - ランさん» なるほど… お姉さん お大事にしてくださいm(_ _)m (2019年11月24日 18時) (レス) id: ed8848642d (このIDを非表示/違反報告)
ラン - 妖姫さん姉が熱を出してしまい帰れなかったんですよ! (2019年11月23日 21時) (レス) id: a0fcefc40c (このIDを非表示/違反報告)
妖姫(プロフ) - ランさん» よかったですね!( ´ ▽ ` )来週が楽しみですね! (2019年11月13日 21時) (レス) id: ed8848642d (このIDを非表示/違反報告)
ラン - あっ…でも来週には帰ってくるんだ!(・∀・) (2019年11月13日 18時) (レス) id: a0fcefc40c (このIDを非表示/違反報告)
妖姫(プロフ) - ランさん» なるほど… 寂しいですね…(´・_・`) (2019年11月13日 17時) (レス) id: ed8848642d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:妖姫 | 作成日時:2019年8月10日 23時

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