もったいない男 7 ページ19
Noside
寸胴丸 「それは…私の実体はこのラーメン店で開店以来ずっと使われていた寸胴だった… この店は地元の人たちにずっと愛され続けていたんだ 中でも店主自慢のボリューム満点大盛りラーメンはお客さんをいつも笑顔にしてきた それから何十年… 店主も歳をとり方や腰を痛めながらも毎日コツコツとラーメンを作り続けていたんだが… 体力の限界がきてしまい店主はついに店をたたむ決心をしたのだ… それから私の心はからの寸胴のように虚しさを感じ続けて気がついたら妖怪の姿になっていたんだ… やがて私は食べ物を残すほど腹も心も満たされた人々を妬むようになり 私のその醜い心がもったい男とゆう存在を作り出してしまったのだ… 私はただ寸胴の中をラーメンで満たしていたかっただけなのに…」
ナツメ 「なんかかわいそうだね…」
トウマ 「でも僕たちにできることは…」
すると店内に誰かが入ってくる
息子 「俺に親父の味が引き継げるのかな?」
店主 「それはわからん この世界は甘くないからな」
A 「あれってこのお店の店主?」
トウマ 「どうやら息子さんが後を継ぐみたいだね」
店主 「俺たちラーメン屋に出来るのはお客さんが満足する味を追求し 努力することだけだ 店をやっていればつらいことも辞めたくなることもあるだろうよ… でもなそんな苦労もお客さんの美味しかったの一言で全部吹っ飛んじまうんだ」
息子 「そっか…!」
店主 「この店を継ぐって言うならこいつをお前に託さないとな…」
息子 「これは親父の寸胴…」
店主 「あぁ こいつがいたから俺はラーメン屋をやってこられたんだ なぁこれからは息子をよろしく頼むぜ?」
寸胴丸 「あぁ!任せてくれ 相棒!」
と言って寸胴丸はアークになりトウマの手に落ちる
[そしてうまいっ亭は新装開店し大繁盛していた]
〜〜妖怪探偵団 事務所〜〜
アキノリはカップラーメンにお湯を注いでいた
アキノリ 「あ!お湯が切れちゃった」
寸胴丸 「ハハハッ 私の出番のようだな 寸!胴!丸〜!」
アキノリ 「なんかよう?」
寸胴丸 「お湯が必要なら私に任せろ!」
寸胴丸は自分についているやかんでお湯を沸かせた
アキノリ 「まさか…」
そしてそれをアキノリのカップラーメンに…注いだ
アキノリ 「やめろ〜!」
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妖姫(プロフ) - ユッキーナさん» なおしました!注意 ありがとうございます! (2020年1月19日 20時) (レス) id: 1a662a5d9b (このIDを非表示/違反報告)
ユッキーナ - アズサさんの回で呼び捨てにしているところがありましたよ (2020年1月4日 23時) (レス) id: 3982121288 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫(プロフ) - 風邪 治りました!心配してくださった方 ありがとうございました!(*^^*) (2019年8月5日 21時) (レス) id: 6211a0a7da (このIDを非表示/違反報告)
妖姫(プロフ) - 黒崎茉莉那さん» ありがとうございます… (o^^o) (2019年8月5日 16時) (レス) id: 6211a0a7da (このIDを非表示/違反報告)
黒崎茉莉那(プロフ) - 妖姫さん» 頑張って治してくださいね! (2019年8月5日 7時) (レス) id: e34fd562e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:妖姫 | 作成日時:2019年6月5日 19時