泉鏡花の被害者【文スト】 (ページ26)

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解説、裏設定ページ26

解説&裏設定

【ラストシーンの廃病院】
主人公が死んだクライマックスの廃病院、実は佐々城さんと田口くんが死んだ廃病院と同じだったりします。

【佐々城さんとの繋がり】
他の作品では忘れられがちな佐々城さんとの繋がりです。勿論清野Aと佐々城さんは面識がありませんが意外と似ているところもあります。

清野は「残酷なのですね……皆さんは」と国木田さんに言って国木田さんを動揺させました。動揺した理由は佐々城さんと主人公を重ねてしまったから。

蒼の使徒編を知っている人は分かると思うのですが、佐々城さんは国木田さんに対して「残酷なのですね、国木田様は」と云っていたんですよね。

【ドストエフスキーが清野Aを勧誘した理由】
本人も言っていた通り、『余興』です。
あと探偵社にとって罪悪感を感じる存在が清野Aです。探偵社の弱点にもなり得るかも、と思ったので勧誘。主人公が窮地に陥った時にゴーゴリさんに頼んでまで主人公を助けたのは中途半端に終わるのが嫌だったからです。結果的に主人公は太宰さんと鏡花ちゃんの目の前で自分を断罪して自決したのでドストさんの余興は素晴らしいものになったのではないでしょうか。

【安吾さんについて】
預かっていた子が目の前で自決する光景を見せられた安吾さん……太宰さんとの溝が余計深まりそうな気がしなくもないですが安吾さんは太宰さんに銃を突きつけたり、車に突撃された時に太宰さんのエアバックが開かないよう仕掛けるなど、理性に欠いた行動はしないです。

(まぁ、鏡花ちゃん、太宰さんの経歴を洗浄したのは安吾さん率いる特務課でもあるので因果といえば因果ですよね……)

【太宰さんと鏡花ちゃん】
主人公が自分の罪を償う為に自決したことで一番傷ついたのはこの二人だと思います。探偵社の励ましで二人とも割と早く復活しそうですがやっぱり二人にとって絶対に忘れられない存在になると思います。

これは完全なる余談ですが、主人公は文ストキャラたちとは対なる存在として描きました。2ページ目を読んでもらえば分かると思いますが清野Aの好きなものは雷と犬。嫌いなものは兎、猫……と。とにかく反対の存在です。

賛否両論の問題作でしたが、ここまでの反響を頂けて嬉しかったです。

本当にありがとうございました。

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