ルフィの双子の妹は革命軍【ONE PIECE】 (ページ6)

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第4話ページ6

～エースside～

たった1日で、大切な兄弟が死んだ。
出来る事なら敵討ちをしたい。
でも、ユズらを殺したのは世界だって、もっと強くなってから、倒せって。

悔しくて、悔しくて、たまらなかった。

サボは手紙をくれたけれど、ユズはサボを追いかけて死んだからなんもねぇ。

ただ、優しさに死んだだけだ。

あいつは、昔からそうだった。

ルフィみたいに泣き虫じゃないし、むしろ何事にでも挑戦して、強かった。

俺でも互角で、力がないぶんテクニックがあったんだよ。

少し口悪いし、よく喧嘩してたけど。

俺はあいつの事が好きだった。

恋愛…かもしれねぇ。

でも、もういねぇから何も伝えられねぇ。

…マジで、ほんとに…!!!!

そんな感情を抱きながら、残った最後の弟の所へ向かった。

エー「いつまで泣いてるつもりだよ」

ルフ「泣いてねぇ」

エー「泣いてるだろ」

ルフ「エース！俺、強くなりてぇ」

ルフ「もっともっと強くなって！もう二度と大切な人を死なせねぇ！」

エー「…そうか。」

こいつも、強くなったんだな。

本当はいってくるとユズが言ったとき、止めてればよかった、そうしたらユズだけでも助かったのに。

そう思ってるだろうに、こいつはわんわんなかねぇ。

もしかしたら、もう泣きつかれたのかもな。

そう思いながら頑張れよ、と付け足す。

…さよなら、サボ、ユズ。