番外編 男主の誕生日 ページ50
《まだ10歳のサカズキのお話》
「これどうしたらいいんじゃ？」
「それは…その棚に置いてくれ」
「分かった！」
小さいながらもせっせと働いてくれるサカズキ、非常に助かっている
「あ、そうじゃAさん…これ、わ、わしからのプレゼントじゃ…」
そう言って俺に小さな包を渡してきたサカズキ
「…何でだ？」
「今日はAさんの誕生日じゃろ？カレンダーに書いといたけぇ間違いない筈じゃ！」
そう言ってカレンダーを持ってきたサカズキ、日付の下に【Aさんの誕生日】と書かれてあった
「Aさんが気に入ってくれるか分からんが買ぉてきた、頑張ったんだんじゃぞ！」(*｀ω´*)ﾄﾞﾔｯ
詳しく話を聞くと、俺に内緒で色んな仕事を手伝ってお金を貰っていたらしい、プレゼントは赤いブレスレット
「…有難うな、サカズキ…」
俺はそう言ってサカズキの頭を撫でた、サカズキは嬉しそうに耳と尻尾を動かす
「喜んでもろぉて嬉しぃわ…あ、そうだAさん、そりゃぁわしとお揃いじゃ、ずっと…付けとって欲しぃんじゃが」
そう言ってじーっと見てくるサカズキ
「当たり前だ、大事な息子が俺の為に頑張って働いて、その金で買ってきたプレゼントなんだからな」
俺はそう言い未だ耳と尻尾を忙しく動かすサカズキを抱き締めた
サカズキ視点
Aさんの誕生日が何時かを国の住民表を借りて調べ、いつかを把握した、年齢はAさんだけ伏せてあったが…まぁ良いじゃろ
「サカズキ君、君力あるね！バイトじゃなくて正式にここに来ないか？」
「すいません、わしゃAさんにプレゼントを買うだけでいいんで…遠慮させてもらいます、それにまだ10ですし」
「そっか…じゃぁ仕事してる間、宜しく！」
「はい！」
色んな仕事(全て力仕事だが)をこなし、Aさんに買うプレゼントを雑貨店で選ぶ、流石に女子が集ってる店には一人ではいけん…
「あれ？サカズキ君、どうしたの？」
「あ！あの！Aさんにプレゼントしたいんじゃが…」
「門番さんに？ふふ、親孝行ね」
「…//」
「そうね…お揃いのブレスレットとかはどう？きっと喜んでくれるわ」
「じゃ、じゃぁそれで…」
「かしこまりました」
買ったそれを誕生日の日にAさんに渡した、喜んでくれてわしは幸せじゃ
「サカズキ…本当にありがとうな…」
「…Aさん…」
暖かいAさんの腕の中、わしはお揃いのブレスレットを手首につけ、微笑みあった
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エルフ・シャープナー(プロフ) - カケラさん» 本当ですか？間違ってますね、ありがとうございます！修正しておきます！ (2017年10月23日 6時) (
レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
カケラ - ため息をつかれるのところ疲れるになってるけどあってるんですか(・・? (2017年10月23日 2時) (レス) id: ad4c4a9460 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 闇夜((闇と夜の守護者さん» ありがとうございます!!頑張ります！ (2017年4月23日 22時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
闇夜((闇と夜の守護者 - いろんな天使がいたな、更新頑張れ (2017年4月23日 21時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 闇夜((闇と夜の守護者さん» KA☆O☆S☆多めがモットーです((( (2017年4月23日 18時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エルフ・シャープナー | 作者ホームページ：http:
作成日時：2017年3月14日 18時
