7章 愉快な家族 4 ページ10
「オヤジ、俺も混ぜてくれよぃ」
「マルコか、マルコもこの酒飲むか？」
「俺はそんなに度の高ぇ酒は飲めねぇよぃ」
エドワードが座っていない俺の横…つまりは左側に腰を下ろしたマルコ、チラチラと視線を向けてくるのはなんだ
「…Aさんは獣人を嫌ったりは…してないんですかよぃ」
酒を飲んでか何かが崩壊しているマルコ、あぁ、何かが崩壊しているっていうのは勘だ
「獣人の俺の子供のような存在が二人居るからな、獣人に抵抗などは微塵も無い」
エドワードの飲む酒と同じものを飲む、力の制御の事だが…安心してくれ、制御出来るようになったんだ、まぁ、眼鏡は一応付けてるが
「じゃぁ…俺にも抵抗は…無いですよねぃ？」
青い炎を身にまとい、姿が少しずつ変わっていく、姿はまさに“不死鳥”
「それがお前の種族か、珍しいな…綺麗な青い炎だ…その炎は熱くないのか？」
「熱くないですよぃ」
「なら来い、触れてみて構わんだろ？」
「お、俺は構わねぇですよぃ…」
青い炎を身に纏った不死鳥は、ゆっくりこちらに来て俺の膝の上に躊躇いがちに乗った
「ふむ…柔らかい羽だな、それに暖かい」
不死鳥状態のマルコを抱き締め暖をとる、顔近くにある青い炎が少し赤くなった
「お前の事は獣人ではなく能力者かと思ったが…」
「あぁ、能力者でもあるよぃ、まだ不完全だった不死鳥の力が、悪魔の実によって完璧になったんだよぃ…最初は俺もビビったよぃ、こんなに完全な青い炎を纏えるし、何より高く飛べる」
不老不死にもなっちまったよぃ、と悲しそうに付け足したマルコ、俺と…一緒？
「グララララ！二人共仲良く出来んじゃねぇか？二人して“不老不死”なんだからよぉ！」
そう言って笑いながら酒を飲むエドワード、その言葉を聞いてマルコの瞳がグラっと揺れた
「Aさんも…不老…不死？」
悲しいという感情が上回っていたが、今は歓迎と喜びの感情が瞳から見て取れた、そうだよな…“独り”は…悲しくて辛いよな
「こ、これからもよろしくお願いしますよぃ!!」ｽﾘｯ
「あぁ、俺もお前に興味が湧いた、たまに会いに来てやる、勿論お前らにもな」
いつの間にか周りに囲むようにいた人間共にそう告げると人間共は「Aさんが…デレたぁぁぁぁ!!」とか言いながら絶叫(？)した、デレる…とはなんだ
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エルフ・シャープナー(プロフ) - 神龍寺･朱雀さん» 分かりやすい表示のコメント有難うございます、すみませんが『』は音に使用している為、｢｣の前に名前を二文字表示する、で宜しいでしょうか？ (2017年8月13日 18時) (
レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
神龍寺･朱雀 - 口調で誰だか分かりますが。 名前表示があった方がわかりやすいです。 最低でも主人公は『』これにしてください。 (2017年8月12日 23時) (レス) id: 4eb64d342f (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - カクの双子の姉は僕、月夜ダヨ！さん» 皆ガ天使になるよう目指しているので褒めて頂けるのは嬉しいですがここで終わったら駄目ですよ!? (2017年6月3日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 東方アニメ大好きさん» サカズキは私の中でこんな感じです(← )続き頑張ります！ (2017年6月3日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
カクの双子の姉は僕、月夜ダヨ！ - 我が生涯に一片の悔いなし！（みんな天使な件について） (2017年6月3日 22時) (レス) id: 8dd0d86f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エルフ・シャープナー | 作者ホームページ：http:
作成日時：2017年2月19日 23時
