15章 ドラム王国へ 最終話 ページ39
ナミという女がケスチアの毒に侵され早二日、時は一刻を争う
「早く着いて…お願い！」
「安心しろ青髪、そろそろ着く」
目前に見える島、あれは正しくドラム王国とやらなのだろう
「おい！島だ！島が見える！」
「きっとそこがドラム王国です！上陸の準備とナミさんを運ぶ人を決めなくちゃ！」
そうしてバタバタし出す甲板、俺はと言うと船の動きをただ速めるだけ
「おい！お前も動け眼鏡やろう！」
「サンジ！そいつはAだぞ！」
「あぁ分かってる！でも動かねぇコイツが悪いだろ！」
羊の獣人がギャンギャン犬のように吼える、サカズキはこんなに吠えないがな
「俺はこれでも貴様らの役には立ってるぞ、俺が居なくてはこの船はここまで修正出来ていない」
様々な壊れかけの部分を元通りに近い姿に戻した、それを気付いて居なかった様子の羊の獣人
「ほ、本当だ…」
「まぁ、どうせは俺も上陸せねばならん、手伝ってやる…何をすればいい？」
「Aさん！錨を下ろしてほしいの！」
「力仕事か、任せろ」
錨を下ろすための部屋に案内されたが意味がわからん←
「力仕事ではないのか…？」
「この機械を…ってAさん!?」
俺は外に行って錨を持つ、そのまま海へ下ろそうとした時
「やめろ海賊！この島へ上陸する事は許さん！」
島の民であろう人間共が俺含めた船全員に銃を向ける
「青髪、この錨はどうすればいい」
「そのまま…元に戻してください」
俺は指示通りに元へ戻し、自然と分からぬよう皆を庇うようにして立った
「私が話をつけます、何もしないで…じっとしていて」
青髪はそう言うと俺の前に来た
「Aさんも…お願いします」
「…今回だけ貴様のいうことを聞いてやる」
俺は素直にそっと離れた
「私達はある病気にかかった仲間を救いたいんです！上陸はしません！ですから医者の方だけでも連れてきてくださいませんか！仲間が危機なんです！」
そう叫ぶ青髪の女、島の人間共は嘘だ、とか消えろ、とか…俺に殺 されたいのか？
「お願いです！どうか！」
「黙れ！これ以上ここに滞在するのなら撃つぞ！」
「お願いします！見て欲しいんです！仲間が大変なんです！」
「ッッ!!そこまで言うならば…!!」『バァンッ』
「ッッ!?」
青髪が危機だと察した俺は青髪の肩に当りかけた弾丸を青髪の代わりに受ける
「ふむ…確かに弾丸は痛いな」
何百年振りかの痛みに少し懐かしさを感じながら俺は傷口を抑えながら座り込んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 神龍寺･朱雀さん» 分かりやすい表示のコメント有難うございます、すみませんが『』は音に使用している為、｢｣の前に名前を二文字表示する、で宜しいでしょうか？ (2017年8月13日 18時) (
レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
神龍寺･朱雀 - 口調で誰だか分かりますが。 名前表示があった方がわかりやすいです。 最低でも主人公は『』これにしてください。 (2017年8月12日 23時) (レス) id: 4eb64d342f (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - カクの双子の姉は僕、月夜ダヨ！さん» 皆ガ天使になるよう目指しているので褒めて頂けるのは嬉しいですがここで終わったら駄目ですよ!? (2017年6月3日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 東方アニメ大好きさん» サカズキは私の中でこんな感じです(← )続き頑張ります！ (2017年6月3日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
カクの双子の姉は僕、月夜ダヨ！ - 我が生涯に一片の悔いなし！（みんな天使な件について） (2017年6月3日 22時) (レス) id: 8dd0d86f1e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エルフ・シャープナー | 作者ホームページ：http:
作成日時：2017年2月19日 23時
