11章 未来、“超新星”と呼ばれる子供 5 ページ25
「完全に治すには首筋の傷を治さねばならない、手を退けろ」
「は、恥ずかしい…」
「退 け ろ」
「無理だ！」
そう言って布団に潜った小僧、仕方ない、秘技を使うか…小僧にとっては効くだろう
「いいのか布団に潜って、襲 うぞ」
「ッッ!!?」
そう言うと小僧は布団から這い出てきて首をぶんぶん横に振る
「冗談だ…『ﾁｭｯ』これでよし」
「ぁ…」⁄(⁄ ⁄º⁄Δ⁄º⁄ ⁄)⁄
「頑張ったな、飴をやる」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
俺にしては優しくできた方だろう、なんて思っていると小僧がぶっ倒れた、驚いたがただ恥ずかしくてショートしただけの様子
「餓鬼というのはこうも照れ屋なのか…？」
布団の上で静かに寝息を立てて眠る小僧、名前聞いてなかったな…後ででいいか、今はぐっすり眠らせてやろう
「…タロットカードか」
小僧の使うタロットカードに、何か異様なものを感じつつ、俺は瞼を閉じた
《小僧の夢の中》
〈起きろ、餓鬼〉
兄さん…？
〈てめぇの思ってるお兄さんじゃねぇよ、お前俺の祠の前でぶっ倒れた奴だよな？〉
誰だ…
〈俺は自然の神、名前は無い〉
…じゃあ俺の故郷を瘴気塗れにしたのは…
〈俺だ〉
何故？
〈お前らが全然祠を綺麗にもしてくれねぇし、捧げ物もねぇし、神様舐めてたからだよ、最終的には祠壊しやがって〉
な、何だかごめんなさい…
〈あぁー、お前謝んな、俺の事伝えようと必死なの見てたから、で、お前のタロットカードって奴に宿らせてもらうけどいいよな？〉
え？俺のタロットカードに？
〈おう、その代わりその確率とかを確実に教えてやんぜ、占い…大好きなんだろ？確実に当たるようにしてやるよ〉
本当か!?
〈良くなかったら言わねぇよ、その代わり、お前を助けた男と契約させろ〉
契約…？
〈おう、アイツの底知れねぇ力、俺は気に入ったぜ、彼奴の式神として契約してぇんだ〉
兄さん了承してくれるかどうか…
〈式神契約は呼びたい時に決めた印に念、もしくは血を捧げる、呼ばれた時にしか俺はこのタロットカードから出ねぇ、あいつにとってもお前にとっても、俺にとってもいい話なんだぜ？〉
そうか？なら話してみよう…タロットカードから出ないのか？
〈契約の話がまとまったら一旦姿現すぜ〉
分かった、話してみる
《起床》
目を開ければ兄さんがすぐに視界に映った、椅子に座って眠っている
「起こさないと…」
服を引っ張って起こそうとした、兄さんは起きてくれない
「兄さん…起きろ…」
…俺起こせない…
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エルフ・シャープナー(プロフ) - 神龍寺･朱雀さん» 分かりやすい表示のコメント有難うございます、すみませんが『』は音に使用している為、｢｣の前に名前を二文字表示する、で宜しいでしょうか？ (2017年8月13日 18時) (
レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
神龍寺･朱雀 - 口調で誰だか分かりますが。 名前表示があった方がわかりやすいです。 最低でも主人公は『』これにしてください。 (2017年8月12日 23時) (レス) id: 4eb64d342f (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - カクの双子の姉は僕、月夜ダヨ！さん» 皆ガ天使になるよう目指しているので褒めて頂けるのは嬉しいですがここで終わったら駄目ですよ!? (2017年6月3日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 東方アニメ大好きさん» サカズキは私の中でこんな感じです(← )続き頑張ります！ (2017年6月3日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
カクの双子の姉は僕、月夜ダヨ！ - 我が生涯に一片の悔いなし！（みんな天使な件について） (2017年6月3日 22時) (レス) id: 8dd0d86f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エルフ・シャープナー | 作者ホームページ：http:
作成日時：2017年2月19日 23時
