11章 未来、“超新星”と呼ばれる子供 4 ページ24
「…!?」
布団に寝かせてやろうと思って立ったら小僧が起きた、がすぐに傷の痛みで悶えた
「おい、貴様の母親は何処だ、特別に助けてやる」
フワフワの布団に寝転ばせてそういう、すると意外な言葉が返ってきた
「…お母さん…死んだ…瘴気にやられて…」
「そうか、ではお前の故郷に置いてきてしまったものは？」
「…タロットカード…占い大好きなんだ…でも…大人の人達に没収されて…」
悲しそうに俯く小僧、そんなに大切なものか
「俺が取ってきてやる、そのタロットカードとやらを」
「い、いいのか!?」
「俺はしょうもない嘘をつくほど阿呆ではない、此処で待ってろ、絶対動くなよ？傷とか痛いだろうしな」
応急処置の消毒だけして俺は船を出てまた島に戻った、瘴気に侵された神に合わない事だけを願う…だって俺まで暴れたらこの島崩壊するからな
俺は先程の祠を通らぬ様遠回りして村に辿り着いた、神が来た後なのだろうか、瘴気にやられ倒れる人間が散乱していた
「…まるで大昔の古びた城のﾀﾋ体だな」
俺は別に瘴気に触れても瘴気を清めた気に変える力を持つから全然平気だが、タロットカード…何も宿ってないといいのだがな…
《タロットカード発見》
「これがタロットカード…？」
月や力、世界や運命の輪等と書いてあるカードを見つけた、これであっているだろう
「…」
タロットカードに一瞬何か清らかなものを感じたが、気のせいだったようで、すぐ様その場から離れ、船に戻った
《船内》
「帰ったぞ…これであってるか？」
船に戻り小僧のいる部屋に入る、小僧はビクッと震えたあとゆっくりこちらを振り向いた
「あ、ありがとう…」
タロットカードを渡すと嬉しそうに微笑んだ、餓鬼は笑っている方が餓鬼っぽい
「さて、その爛れた傷をどうにかしないとな、ほら、傷を全部見せろ」
そう言うと服を脱ぐ小僧、腕以外にもあるのか…
「…これは酷いな…瘴気にもやられてる」
そう言いながらその傷にキスを落とす、驚いた様に声を漏らした小僧、それを無視して次の傷口にキスを落とす
「兄さん…何してる…」
「俺は口付けをして人の傷を癒す事が出来る、病気ならば口にする必要があるがな」
そう言いながら次々に傷口にキスをした、小僧が驚いた声をあげる
「最初にキスした傷治ってる！こ、ここも！」
最後は首筋にある所だが、しようとすると照れて手当させようとしない、面倒臭い…
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エルフ・シャープナー(プロフ) - 神龍寺･朱雀さん» 分かりやすい表示のコメント有難うございます、すみませんが『』は音に使用している為、｢｣の前に名前を二文字表示する、で宜しいでしょうか？ (2017年8月13日 18時) (
レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
神龍寺･朱雀 - 口調で誰だか分かりますが。 名前表示があった方がわかりやすいです。 最低でも主人公は『』これにしてください。 (2017年8月12日 23時) (レス) id: 4eb64d342f (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - カクの双子の姉は僕、月夜ダヨ！さん» 皆ガ天使になるよう目指しているので褒めて頂けるのは嬉しいですがここで終わったら駄目ですよ!? (2017年6月3日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 東方アニメ大好きさん» サカズキは私の中でこんな感じです(← )続き頑張ります！ (2017年6月3日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
カクの双子の姉は僕、月夜ダヨ！ - 我が生涯に一片の悔いなし！（みんな天使な件について） (2017年6月3日 22時) (レス) id: 8dd0d86f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エルフ・シャープナー | 作者ホームページ：http:
作成日時：2017年2月19日 23時
