8章 徹底的な正義とは 最終話 ページ15
サカズキ視点
Aさんの言う事は間違ってはいなかった、わしが受け入れんかっただけ
〔サカズキ、悪というのは自らの欲のために人を苦しめ、命を奪い、幸せになろうとする者のことだ、お前は…本当に“悪”を葬ってきたのか？〕
わしが今まで地獄へ葬った人間共は数知れず、海賊は悪、海軍は正義…それは本当にそうなのか
「わしが今まで行ってきた事は…」
そう思っていて気づいた、Aさんが居らん
「A…さん、Aさん！」
見放された、人のことも考えず自分の過去にばかり囚われていたから、見放された
「…で、サカズキはこれ程までの海賊を倒してきたのか」
「みたいだね〜、ちょ〜と、やりすぎだよね〜」
「…そうだな、周りへの被害も少々デカイな」
こんな会話がボルサリーノの部屋から聞こえてきた、Aさん…わしの事を呆れておるんじゃろう
「でも…彼奴は自分の過去と向き合って戦ってきた、自分の様な者が出ぬようにと…あいつなりの優しさが有るんだろうな、ちょっと見えてない部分があるが」
A…さん…
「ボルサリーノ、これからも彼奴が道を外れぬ様任せてもいいか？」
「ウ〜ン、わっしに出来る事だけなら、やってみましょうかね〜」
話が途切れた瞬間扉が勢いよく開く、近くにいたわしは顔面に扉を受けた
「ゔゔぅ…」ｽﾞｷｽﾞｷ
「ばーか、気付いていないと思ったかサカズキ」
「まだ鍛えなきゃいけない部分があるみたいだね〜、特に考え方、とかね〜」(サカズキ…そこに居たんだねぇ〜、全然わからなかったよ〜)
目の前に仁王立ちで立つAさん、わしより小さいながら、威厳があり、凛々しい
「Aさん…わしにチャンスをくれんか」
「チャンス？」
「これからも“徹底的な正義”は消えん、じゃが…内容は変える気じゃ、Aさんの言った本当の“悪”を徹底して潰す…それを実現させてみせる」
「ふん、やって見ろ、少しでも道を歩み間違えれば俺が制裁を下す、馬鹿で融通の聞かない“息子”にな」
そう言ってやんわりと笑ったAさん、少し、認めてもらえたと思った瞬間わしを縛っていた棘の多いツルが消え去った気がした
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エルフ・シャープナー(プロフ) - 神龍寺･朱雀さん» 分かりやすい表示のコメント有難うございます、すみませんが『』は音に使用している為、｢｣の前に名前を二文字表示する、で宜しいでしょうか？ (2017年8月13日 18時) (
レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
神龍寺･朱雀 - 口調で誰だか分かりますが。 名前表示があった方がわかりやすいです。 最低でも主人公は『』これにしてください。 (2017年8月12日 23時) (レス) id: 4eb64d342f (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - カクの双子の姉は僕、月夜ダヨ！さん» 皆ガ天使になるよう目指しているので褒めて頂けるのは嬉しいですがここで終わったら駄目ですよ!? (2017年6月3日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 東方アニメ大好きさん» サカズキは私の中でこんな感じです(← )続き頑張ります！ (2017年6月3日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
カクの双子の姉は僕、月夜ダヨ！ - 我が生涯に一片の悔いなし！（みんな天使な件について） (2017年6月3日 22時) (レス) id: 8dd0d86f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エルフ・シャープナー | 作者ホームページ：http:
作成日時：2017年2月19日 23時
