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「やった！1位！！」
彼は嬉しそうに飛び跳ねながら校庭を駆ける。
「なんて書いてあるの？」
「ん？」
「紙」
「えーっとね、"仲のいい異性"！！」
ニコッと笑って紙をこっちに差し出した。
ズーンと頭に鉄が落ちてくるって言うか、そのくらいの衝撃の感覚。
少しだけ期待してた。直弥のにやけた顔、その前の会話。ひょっとして紙には"好きな人"って書いてあるんじゃないかって。
「そっ、か。」
「来てくれてありがとね、」
重い気持ちのまま席に戻ろうと謙信に手を振ると「待って」と腕を掴む。
「…どうしたの？」
「俺、好きな人の紙引きたかったんだよね」
「有咲ちゃんがよかった？」
どうしてこう…、私ってこんなに弄れてるんだろう。嫉妬からか、こんな事しか言えない自分に腹が立つ。
「え？有咲？」
「違うの？」
「何言ってんの、俺が好きなのはAだよ…？」
「……え？」
きょとんとした顔で私を見る謙信は恰も元から私が知ってたかのような…そう思ってたの？
「知らなかった？」
「有咲ちゃんが好きなのかと…」
「なんだ〜〜！てっきり直弥くんが言ってるかと思ってたー！」
謙信はははと笑うと王子様の様に私の手を握る。
「A、好きだよ。」
「うん……、私も」
心臓がバクバクして飛び出しそう。こんなにも幸せなことがあっていいのかなって、取り敢えず神様に感謝しなきゃだね。
end .
バースディボーイ �� 高尾颯斗→←借り物は運命 �� 上村謙信
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りの(プロフ) - りょーさん» りょーさんリクエストありがとうございます〜！！是非書かせて頂きますね！！(^^) (2019年10月30日 20時) (
レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - みうさん» 喜んでもらえて何よりです〜！！！ (2019年10月30日 20時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
りょー(プロフ) - 初コメです！いつも楽しく読んでます！キュンキュンしまくりですー！良ければなんですが、永玖くんと幼なじみでずっと永玖くんのことが好きだけど、永玖くんは自分の親友のことを好きになっちゃうみたいな切ない系のお話って書けますか？全然ゆっくりで大丈夫です！ (2019年10月30日 3時) (レス) id: d8e54b1848 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - ありがとうございます！！！！永玖くん推しなのですごくキュンキュンしましたー！！また永玖くんのお話書いてください(>_<) (2019年10月29日 22時) (レス) id: b5f1530819 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - みーなさん» みーなさんリクエストありがとうございます〜〜〜！！是非書かせていただきますね！！ (2019年10月29日 17時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎょ | 作成日時：2019年9月12日 21時
