： 出 会 い ページ3
あなた side
あれも、よく晴れた日のことだった。
わたしは穏やかな風の中、屋上のフェンスに手をかけていた。
友達がいないわけでもないし、とても不細工とか、特別勉強ができないとかでもない。
ただ、解放されたかった。
それ、だけ。なんて。
つい、そんな惨めな自分が馬鹿馬鹿しくて嘲笑が溢れた。
そんなときだったかな ？？
君が現れたのは ...
？「..... チッ 」
第一声は舌打ちだった。覚えてるよ。
衝撃的だったもん。
上を向くと綺麗な顔をした男の子こちらを睨んでいた 。呆然と立ち尽くしていると
？ 「お前、さっきからうるさい。」
貴「えっ、、ちょっ ...！！」
なんて、強引に私の手首をつかんで屋上からつまみ出した。
貴 「... なにあれ 」
初対面だし、誰だよ
第一印象も最悪だった。
心の中で、悪態をつきながら少し赤くなった手首をみつめて思わずまた呆然としてしまったほどだ。
____落とした生徒手帳には気付かぬまま
瑞「 なにこれ？
佐藤（人1）、ね。 ふ ー ん。 」
*
瑞「んんっ ... ねっむ」
ガチャ
？2 「 瑞稀 〜！！
ごめん遅れて〜、はいお詫びのカフェオレ」
瑞 「遅い、はしもっちゃん。」
涼 「え！？
ごめん、かなりの全速力だったんだけど 」
瑞「うん。冗談。」
涼「もう 〜。てか、機嫌いいじゃん
俺いない間になんかあった？？ 」
瑞「あ 〜、知りたい？？ 」
涼「うん。え、なになに！？」
ずごこっ
瑞 「じゃあ ....
なーいしょ 」
________
今、
思えばあれが
私たちの運命が廻り始めた瞬間だった。
続く
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作者名：ぽむぽむ太郎 。 | 作成日時：2017年11月19日 0時
